最先端のHP Zワークステーションは、3TB RAM、48TBストレージ、デュアルCPUなど、ハイエンドの仕様で構成されている。用途により3種類のモデルから選択できる。
HPはパワフルなタワー型PCのHP Z Workstationのラインナップを更新すると発表した。完全な構造再設計、Xeonプロセッサー、デュアル1GbEポート、フロントUSB 3.1 G2タイプCポート、堅牢なセキュリティ機能など、このクラスのWorkstationが持つ全ての機能を搭載している。
HP Z8 G4
HP Z8 G4はフラグシップモデルで、24個のDIMMを搭載しており、3TBまでRAMを搭載でき、合計9個のPCIeスロットにより最大限の拡張性が保証されている。
オプションのアップグレードには、追加CPU(合計56コア)、Thunderbolt 3ポート、および高速ネットワーキング用の10GbEが用意されている。これは、新しいHP Z8が、従来のHP Z840と比較して、メモリ帯域幅が67%、プロセッサコア容量が27%、PCIe I / O帯域幅が40%、電源供給能力が29%増加することになる。これに加えて48TBのストレージと3つのNVIDIA Quadro P6000 GPUも用意されており、3Dシミュレーションやリアルタイム8Kビデオ編集など、最も要求の厳しいアプリケーションに理想的なワークステーションとなる。
HP Z8は、10月に基本構成で2,439ドルの予定。
HP Z6 G4
HP Z6 Workstationは、Z8までの高機能は必要ない場合、良い選択肢になる。Z6でもセカンドCPUを使えるが、RAMは384GBの容量となる。高速システムドライブ用のHP ZターボドライブPCIe SSDとデュアルNVIDIA Quadro GPU用にデュアルM.2スロットを装備し、従来のZ640よりも高性能化を図っている。
HP Z6は10月後半に基本構成 1,919ドルで発売される予定。
HP Z4 G4
HP Z4 G4はベーシックモデルで、デュアルCPUはサポートされず256GBのRAMを搭載。また、HP ZターボドライブPCIe SSD用のデュアルM.2スロットを搭載し、従来のZ440から性能向上を図っている。
HP Z4は11月から基本構成1,239ドルで販発売予定。
New HP Z Displays
HPはまた、新しいHP Z Workstation用に、いくつかのディスプレイもリリースした。たとえば、HP Z38cは湾曲したパネルを持つ37.5インチディスプレイで、21:9アスペクト比、3840×1600の解像度を持つ。これにより1画面でデュアルモニターの設定ができる。間もなく発売の予定で、価格は1,199ドルから。
新しいHP製品の詳細については、こちらの同社の公式プレスリリースを参照願いたい。(英語サイト)