Venus Opticsは、同社のLaowaブランドで4本の新レンズを発表した。ソニーEマウント用10-18mmズームレンズ、100mmフルフレームマクロレンズ、フジGマウント用超広角17mmレンズ、マイクロフォーサーズ用4mm魚眼レンズだ。
中国のカメラレンズメーカーVenus Opticsは、Laowaブランドのカメラレンズを製造している。同社は、他のメーカーが作っていないニッチなレンズに特化しているユニークなメーカーだ。
Cinema5Dでは7.5mm MFTと12mm EFマウントフルフレームレンズを以前にレポートした。そして、YouTubeのビデオで人気があったのは、Photokina 2016の “Snorkel” 24mmマクロレンズだ。
新レンズの概要
同社はLaowaブランドですでに様々なマウント用のマニュアルレンズをラインナップしており、今回4本の新製品を発表した。
- Laowa 10-18mm f / 4.5-5.6 FEズーム – 超広角フルフレームEマウントレンズ
- Laowa 100mm f / 2.8 2X Ultra Macro APO – さまざまなマウント用フルフレームマクロレンズ
- Laowa 17mm f / 4 GFX Zero-D – 中判フジフイルムGマウント用超広角レンズ
- Laowa 4mm f / 2.8 Fisheye MFT – MFTマウント用210°魚眼レンズ
4つのレンズはすべてマニュアルズームレンズで、今後のBeijing P&E Imaging Fairで正式に発表される予定。
Laowa 10-18mm f/4.5-5.6 FE Zoom
Venus Opticsによれば、このレンズは現在、ソニーのフルフレームEマウント対応の最も広いズームレンズだ。これは、主に旅行などの携帯に適するよう設計されている。非常にコンパクトかつ軽量で、長さは10cm未満、重量はわずか500g。102°(18mm)〜130°(10mm)の画角で、15cmまで接写することができる。 37mmのリアフィルタースロットも用意されている。絞りリングのクリックはレンズ鏡筒のスイッチでOn/Offを切り替えることができる。
Laowa 100mm f/2.8 2X Ultra Macro APO
この新しい100mmレンズはフルフレームのセンサーサイズに対応し、倍率2倍から無限遠まで合焦することができる。また、色収差を大幅に低減するapochromatic(APO)特性も備えている。このレンズは、キヤノンEF、ニコンAI、ペンタックスK、ソニー FEマウントで使用できる。
Laowa 17mm f/4 GFX Zero-D
同社は現在、これが富士フイルムのGマウントカメラ用の最も広いネイティブレンズとしている。中判フォーマットのレンズで、35mm(113°)換算で13mmに相当する。歪みはゼロに近く86mmのフィルタスレッドを備えている。
Laowa 4mm f/2.8 Fisheye MFT
このレンズは、マイクロフォーサーズマウントの魚眼レンズで210°の視野を持っている。360°のビデオ撮影にも使えるだろう。
これらのレンズは、2018年5月3日〜6日にBeijing P&E Imaging Fairに出展され、2018年後半に出荷予定。 2本のフルフレームレンズに注目が集まるだろう。