シグマはMC-31 PL-Lマウントコンバーターを発表した。これは、LマウントカメラでPLレンズが使えるようにするマウントコンバーターだ。
このPL-Lマウントコンバーターは、LマウントカメラでPLマウントレンズが使えるようにするマウントアダプター(Lマウントの詳細はこちら)。これにより、新たに発表された「FF Classic Prime Line」と、PLマウントの「High Speed Prime Line」の各プライムレンズが、パナソニックS1、S1R、あるいはS1Hやシグマのfp(上図)などのLマウントカメラで使用できるようになる。(シグマのサイトはこちら)
MC-31 PL-Lマウントコンバーターの概要
このPL-Lマウントコンバーターは、実際には機械的なコンバーターで、電子機能は搭載されていない。重いPL(Positive Lock)レンズをしっかりとサポートし、Lマウントカメラに取り付けることができる。フランジ距離の調整に関しては、下のようなシグマの注意書きがある。
シム調整可能。 ARRIシムセットを使用
これらのシムを使用すると、指定されたレンズのフランジバック距離を微調整して、センサー面に完全に合わせることができる。コンバーターのカメラ側に付属のシムキット、またはARRIが提供するシムを使用して調整できる。
PLレンズの重量をサポートするため、PL-Lマウントコンバーターをネジでfpカメラに固定することにより、マウントコンバーターとカメラを強固に接続できる。他のカメラで使用する場合は、オプションの三脚アダプターをMC-31 PL-Lマウントコンバーターの下部に設置して、カメラケージなどでサポートすることができる。
取り付けにより大きな締め量を必要とするPLマウントレンズを使用する場合は、ロックリングのストッパーを取り外すことができる。これによりレンズをしっかり固定して、レンズとマウントを非常に頑丈に接続できる。マウントコンバーターの上部のマーキングは、同社のシネプライムのマーキングと同じ蓄光塗料仕上げなので、暗い環境でレンズを使用する場合便利だ。
価格と発売時期
MC-31 PL-Lマウントコンバーターの価格と発売時期はまだ決定されていないが、IBC 2019で、新しいClassic PrimeやCooke / i techが組み込まれたHigh Speed Primeレンズと共に展示される予定。
なおWooden Cameraからも同様の製品がリリースされている。