ソニーはアクションカムの新製品FDR-X3000Rを発表した。アクションカムでは初の空間光学ブレ補正を搭載、改めてGoProマーケットに切り込む。
FDR-X3000Rの最も大きな特徴は、同社の他のモデルにも搭載されている空間光学ブレ補正。これはレンズとセンサーが一体になって動き、外部の振動に対してブレ補正を行うというもの。ヘルメットや自転車のハンドルに固定するといったアクションカムの使用環境に理想的な機能だ。
FDR-X3000 Rはわずか114g。8.2メガピクセルのExmorR CMOSセンサーを搭載する。またα7シリーズにも搭載されているBIONZ Xプロセッサーは、センサーの全ピクセル読み出しを実現している。
レンズも新しくなっており、歪曲の少ないツァイスのTessarF2.8を搭載。これは画角をワイド(f=17mm)、ミディアム(f=23mm)、ナロー(f=32mm)の3段階から選択できる。更に撮影中でもデジタルズームで3倍まで拡大可能。ボディは防滴、防塵処理がされ、過酷な使用状況にも耐える。
更に、水深60mまで耐える防水ハウジングが付属。これは、防水はもちろんだが、防塵性、耐衝撃性にも貢献する。撮影中の映像は、付属の、腕時計のようなライブビューリモコンで確認できる。これはカメラ本体とはWiFiあるいはBluetoothで接続される。
FDR-3000Rの主な特徴
- XAVC S, 4K 3840 x 2160/ 30p/25p/24p at 100Mbps.
- XAVC S, FullHD 1920 x 1080 / 30p/25p/24p at 50Mbps.
- FullHD で120p/100p撮影可能、1280×720では240p/200pまで撮影可能。
- 4Kやハイフレームモードでも空間光学ブレ補正可能
- 4K, 8.3メガピクセルの静止画でタイムラプス撮影
- 記録メディア: メモリースティックマイクロ/マイクロSD / SDHC / SDXC(XAVC SではClass10以上推奨).
- HDMIマイクロ、マイクロUSB 、マイクジャックをカメラ後部に装備。4K HDMI出力が可能
- UStreamを介してライブストリーミング配信可能
- GPS機能でルート、スピード表示
- ビルトインステレオマイク
- NP-BX1 battery使用
FDR-X3000Rによって、今まで撮るのが大変だったアングルでの撮影を簡単に撮ることができるようになる。カメラ本体の同梱品が充実しているが、フィンガーグリップAKA-FGP1やMCプロテクターAKA-MCP1などのアクセサリーも用意されており、更に撮影をサポートしてくれる。そして、やはり空間光学ブレ補正は、このカメラの使い方を考えると必須だ。4Kが撮れるこの手のカメラとしては、最強になったと言える。
FDR-X3000Rは現在発売済み。ソニーのサイトへはこちらから。