Tiltaの中型ビデオカメラ向けケージの新しいラインアップが発表された。ショルダーマウントのリグで、キヤノンC200、ソニーFS5、パナソニックEVA1、ブラックマジックデザインURSA Mini Pro用に設計されている。
Tiltaはカメラケージでもよく知られている。同社はミラーレスカメラだけでなく、REDカメラのような大きなカメラに対するサポートでも高評価を得ている。
今回同社は、キヤノンC200、ソニーFS5、パナソニックEVA1、ブラックマジックデザインURSA Mini Proなどミッドレンジカメラへの対応もはじめた。
Tiltaケージは4つのコンポーネントに分かれている。
- ショルダーサポート付きボトムプレート
- トッププレート
- リアバッテリープレート
- エクステンションアーム
ボトムプレート
ボトムプレートはシステムの中心部で、前面には15mmのLWSロッド、両側にロゼット、後ろには15mmのロッドマウント、およびパッド付きショルダーサポートがある。
構成は標準的なものだが、多くの機能がある。
このプレートは、VCTとARRI Dovetailとの互換性があり、2つの業界標準に対応している。
また、カメラに直接取り付けられるスライダープレートもある。これにより、前後のバランス調整が可能になるが、フロントのレンズ/レンズアダプターサポートはなかなか具合が良い。
一般的にレンズマウントとマウントアダプターは、特にミッドレンジカメラでは、あまり堅牢なものではない。FS5とMetabonesアダプタのようなものでは遊びも多い。
このレンズサポートはこれらの問題点も解決してくれ、安心して撮影することができる。
エクステンションアーム
エクステンションアームはボトムプレート側にあるロゼットにボルトで固定され、好みの長さにハンドルを伸ばすことができる。延長ケーブルは、各カメラメーカーが用意しているものを使う。
ワンタッチで行えるので、使い勝手も悪くない。
トッププレート
どのカメラでも純正のトップハンドルを取り付けることができる。 EVA1、FS5、USRA Mini Pro用のTiltaケージは、すべてフロントとリアの15mmロッドをサポートしている。
前部には、外付けモニターのためのアームやフォローフォーカスのモーター、あるいはレコーダーなどを取り付けることができる。後部にはバッテリープレートを取り付けることができる。
C200用のトッププレートにはフロントロッドサポートはなく、背面にバッテリープレート用のロゼットと、「オプションのC200トップハンドル用の高精度フィッティング/グリップ」がある。
バッテリープレート
バッテリープレートは、ケージの天板を介して取り付けるように設計されている。これはなかなか良い方法で、軽くしたいならボトムプレートを取り外すこともできる。ボトムプレートのカメラの前後方向の調整幅も大きくなる。
ボトムプレートには六角ネジで取り付けることができ、ボトムプレートに15mmのロッドを使用することもできる。
バッテリープレートは、ゴールドマウントとVマウントに対応しており、次の出力を備えている。
• 12v DC outputs 2系統
• 8v DC output 1系統
• 14.8V PTAP output 1系統
出荷は2018年3月上旬に開始予定で、価格は650〜730ドルとされている。