NextoDIがNPS-10ポータブルバックアップデバイスを発表
NextoDIはNPS-10を発表した。 これは、ポータブルバックアップストレージデバイスだ。 SD、microSD、CF、Cfast、XQD、またはCFexpressカードからファイルを迅速にコピーおよび検証できる。内部ドライブは付属しないが、SATA SSDあるいは最大7.2mm厚の2.5インチHDDを内蔵できる。
NextoDIはTVLogicのグループ会社。同社は今年のNABでは、新しいコンパクトなスタンドアロンバックアップデバイスNextoDI NPS-10を導入した。このデバイスは、2019年6月に既に出荷されている。テストのために入手し、今回追加の質問をした。
NPS-10の概要
NPS-10の左側面には2系統のSDカードスロットとmicroSDカードスロットがある。デバイスの上部にもう1つのメモリカードスロットがあるが、スロットのタイプはNPS-10のバージョンによって異なる。このデバイスには、XQDスロット(CFexpressカードもサポート)、CFスロット、またはCFastカードスロットの3つのバージョンがある。デバイスの下部に、1系統のUSB-CスロットとUSB-Aスロットも用意されている。
NPS-10は、挿入されたカードから素材をコピーするだけでなく、それらを検証することもできる。ファイルを高速でコピーするか、ファイルをコピーと検証するかを選択できる。同じカードを再度挿入する場合、ユーザーは新しいファイルのみをコピーすることを選択できるす。即ちNPS-10は、どのファイルが既にコピーされているかを自動的に認識ししている。これにより時間を節約することができる。
NextoDI NPS-10にはSSDが付属していない。ユーザーは、好みのSSDのサイズを選択できる。現在利用可能な最大容量のSATA SSDは4TBだが、デバイスははるかに大きなサイズをサポートしている。従来の2.5インチSATAドライブもサポートしている(高さ7.2mm以下)。 XCopyテクノロジーにより、特にSSDが使用されている場合、コピーが非常に高速にできる。
製品には保護用のゴム製フレームが付属しており、グリップも向上している。ラバーフレームの色は、使用するモデルにより若干異なる。 NextoDI NPS-10の操作は片手で行える。右側には、ホイールがあり、スクロール、短押し、長押しで、メニュー操作ができる。
NPS-10にはカラーLCDスクリーンも搭載されており、メニューナビゲーションやデバイスの状況監視だけでなく、コピーの進行状況も表示する。また、保存されたビデオや写真のプレビューも可能。下の仕様でサポートされている形式を確認できる。
主な特徴
- ディスプレイ:解像度320×240の2.4インチ64KカラーLCD
- カードのサポート:2x SD(UHS-II)スロット、1x MicroSDスロット、1x CF/CFast/XQD / CFexpressスロット
- ストレージ:7.2mm以下の高さの2.5インチSATAドライブ
- ファイルシステム:FAT32、exFAT、UDS、HFS+(メモリカード)
- ビデオプレビュー:DV、DVCPRO HD、MPEG2 4:4:4/4:2:2/4:2:0、XF-AVC 2K / 4K、AVCHD、H.264、AVC-Intra、XAVC 2K / 4K、AVC Ultra 2K / 4K、DNxHD 2K、ProRes 2K / 4K
- 画像コーデック:JPEG、TIFF、RAW(ARW、CR2、CR3、DNG、NEF、ORF、PEF、RAF、RWL、RM2、SRW
- 内蔵バッテリー:充電式Li-Pol 4,000mAh(3.7V)バッテリー(3時間充電= 2時間X-Copy動作時間)
- 電源:USB-Cケーブルで充電可能(外部電源またはPC、出力2A以上)
- コンピューターインターフェース:USB 3.1 Gen 2(最大10 Gbit / s)
- OSの互換性:Windows XP(exFATパッチアップグレードを含むSP 2、3)、Windows Vista、7、8、10、MacOS 10.6.5以降、Linux 2.4.18以降
- 寸法:129.5 x 77 x 25.3mm
- 重量:200g内蔵ドライブ含まず
価格と発売時期
NextoDI NPS-10はすでに発売済み。価格は、すべてのバージョンで約390ドル。ただしSSDドライブを自分で購入する必要がある。