ニコンは3機種のニューモデルをアナウンスした。4K 360°アクションカメラと、ニコン初の4K DSLRカメラ、D5とD500だ。
D5
D5はフルフレームカメラD4の後継モデル。動画を中心に撮影する我々映像カメラマンにとって、待ちわびたニコン初の4K DSLRだ。フルサイズセンサーを持ち、UltraHDを本体記録できる他、HDMIで外部レコーダーに出力できる。
4K(UHD)の撮影は残念ながら30p止まりだ。また、最長連続撮影時間は4K撮影で3分となっている。これでは、本格的にビデオを撮影する場合は問題が多いのでD500を見てみよう。
主な仕様
- 20.8メガピクセルFXフォーマットCMOSセンサー
- EXPEED5イメージプロセッサー
- 3.2インチ2.36メガどっとタッチスクリーンLCDモニター
- 30fps 4K UHDビデオ記録
- Multi-cam 20K 153点AFシステム
- ネイティブISO102,400、ISO3,280,000まで拡張可能
- AE/AFでの連写200ショットを12fps撮影可能
- 18万画素RGBセンサーとグループエリアAF
- 14ビットRAWファイルと12ビット RAW S府フォーマット
- 1000 Base-T ギガビットLAN
D500
D500はD5に続く第2段の4K DSLR。D5の弟分にあたり、こちらも4K(UHD)記録可能。センサーはD5のフルサイズに対し、APS-Cサイズを採用している。連続記録時間は、こちらは30分である。
可動LCD、進化したAF、高感度、ゼブラ表示、そしてグレーディングを考慮した広いダイナミックレンジを可能にするピクチャープロファイルなど、ビデオ撮影に重要な機能もしっかりサポートされている。
D5同様D500でもSDカードスロットの横にXQDスロットが用意されており、4K(UHD)ビデオが内部収録できる。また、8ビット4:2:2の非圧縮映像信号がHDMIから出力できる。
D500はニコンのDSLRで4K撮影を待ち望んでいたユーザーには本当に朗報だろう。しかも可動LCDや30分連続記録など随所にビデオ撮影に配慮した機能が盛り込まれている。評価は後のレビューを待つが、ご期待願いたい。
https://www.youtube.com/watch?v=e1aS3p8hRh8
主な仕様
- 20.9メガピクセル DXフォーマットCMOSセンサー
- EXPEED5 イメージプロセッサー
- 3.2インチ、236万画素タッチスクリーンLCDモニター
- 30fpsの4K UHD動画記録
- マルチCAM 20K153点オートフォーカスシステム
- ネイティブISO51200、最大ISO164000
- 10fpsで200フレームまでの連写
- ビルトインWiFi、Bluetooth、およびNFC
- 9999フレームまでのタイムラプス機能