ニコンはフルフレームDSLR、D780を発表した。 4K、1080 120p、およびN-logとHLGをサポートする。
D780は2014年に発表されたD750の後継機にあたるが、ビデオの面では予想された機能で、同社のミラーレスカメラの機能が搭載されている。
センサーは24メガピクセルになり、プロセッサーはExpeed 6となった。裏面照射型CMOSセンサーにより、ISOは最大51,200(拡張可能204,800)を達成している。
D780は、4K(UHD 3840X2160)で最大30p、フルHDで最大120pで収録できる。 なおHDMI経由で10ビット出力が可能。
ヘッドフォンジャック、マイクジャックも装備されており、HDMIはミニタイプ。USB-C、デュアルSDスロットを持ち、モニター画面も見やすくなっている。
またN-logがサポートされており、ログ記録が可能となっている。
4KをフルフレームモードまたはDX(クロップ)モードで撮影でき、ゼブラとピーキングも使用できる。
今回の発表は、ビデオ機能については予想範囲で、キヤノンのEOS-1D X Mark III DSLRほど大きなニュースではない。
ただし、フォトグラファー向けの機能としては、オートフォーカスシステムの強化や、ライブビューがZ6同様273ポイントのACシステムになったことは注目点だろう。ライブビューは、最大12フレーム/秒(サイレント)の連写機能と、7フレーム/秒のメカニカルモードもサポートされている。
ビデオに関しては、目新しいものは無いが、低照度特性とN-log / 10ビット出力が改善された点は評価できる。
発売は2020年1月24日、予約販売受付は、1月9日10時より開始される。