ニコンは、2種類の新しいZマウントフルフレーム対応レンズを発表した。プライムレンズの NIKKOR Z 20mm F / 1.8 Sと、ズームレンズのNIKKOR Z 24-200mm F / 4-6.3 VRだ。これらの新しいレンズは、Z6およびZ7を含むすべてのZシリーズカメラに対応する。
NIKKOR Z 20mm F/1.8 S
NIKKOR Z 20mm F / 1.8 Sは、すでに発売されているNIKKOR Z 24mm F / 1.8 Sの補完的な位置付けと考えられる。2つのレンズには次のような多くの共通点がある。
- F / 1.8
- 耐湿、耐塵。
- コントロールリングにフォーカス、絞り、露出をアサイン可能。
- ナノクリスタルコーティングとスーパーインテグレーテッドコーティングによりレンズフレアやゴースト効果を低減。
- 2つの独立したAFドライブユニットを組み込んだマルチフォーカスシステムにより、超高速で正確なフォーカス性能。
2つのレンズの主な違いは、焦点距離と光学設計だ。NIKKOR Z 20mm F / 1.8 Sは、3枚の非球面レンズと3枚の超低分散レンズを装備している。一方、24mm F / 1.8 Sには、EDレンズが1枚と非球面レンズが4枚ある。これらのすべてのレンズにより、画像の鮮明さが改善され、球面収差、色収差、および歪みを低減する。
NIKKOR Z 20mm F / 1.8 Sのレンズ構成は11群14枚。9枚の絞り羽根を持ち、フロントフィルター径は77mm。重さは505 gと比較的軽量だ。
NIKKOR Z 24-200mm F/4-6.3 VR
もう一つのレンズはNIKKOR Z 24-200mm F / 4-6.3 VR。このズームレンズは、570 gと軽量で、旅行にも適している。レンズ本体には、カメラバッグ内でレンズが伸長しないようにする物理的なロックスイッチもある。また手持ちで撮影する場合、最大5 stopの手振れ補正機能を持っている。
NIKKOR Z 24-200mm F / 4-6.3 VRは15群19枚のレンズ構成。球面収差と歪みを低減するため、2枚の非球面レンズと1枚の非球面EDレンズを搭載する。また、2枚の超低分散レンズは、ズーム範囲全体で色収差を低減する。すべてのレンズは、ゴースト、反射、レンズフレアを防ぐため、ARNEOおよびナノクリスタルコート処理されている。絞り機構は、7枚の絞り羽根で構成され、フロントフィルター径は67mm。
NIKKOR Z 20mm F / 1.8 Sと同様に、24-200mm F / 4-6.3 VRもアサイン可能なコントロールリングを装備している。静止画モードとビデオモードの両方で、高速かつ静かで正確なAFを実現するステッピングモーターが搭載されている。
価格と発売時期
NIKKOR Z 20mm F / 1.8 Sは3月発売予定で、予約販売受付は2月14日10時より開始される。NIKKOR Z 24-200mm F / 4-6.3 VRは4月月発売予定で、予約販売受付は、2月14日10時より開始される。
関連商品
フジヤエービックのショップサイト
Nikon Z 6
Nikon Z 7
Nikon 単焦点レンズ NIKKOR Z 20mm f/1.8 S Zマウント フルサイズ対応 Sライン NZ20 1.8
Nikon 高倍率ズームレンズ NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR Zマウント フルサイズ対応 NZ24-200