Nikon NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S レンズは医療機器の誤作動を引き起こす可能性がある。
ニコンの新レンズ「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」の取扱説明書には、レンズ内の磁石が医療機器の誤作動を引き起こす可能性があるという注意書きが記載されている。そのため、ペースメーカーなどの医療機器を装着しているユーザーは注意が必要だ。
2022年1月末、ニコンはミラーレスZシステム用のハイエンド望遠プライムレンズ「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」を発売した。このレンズは、1.4倍のテレコンバーターを内蔵し、堅牢なシルキースウィフトVCMオートフォーカスシステムと内蔵フィルタースロットを備えている。ただし、取扱説明書によると、その内部機構は、医療機器を使用するユーザーにとって問題を引き起こす可能性があるとのことだ。
NIKKOR Z 400mm f/2.8は医療機器に干渉する可能性
この巨大なレンズは、そのスペックと機能からプロの野生動物写真家やスポーツ写真家を主なターゲットとしている。しかしレンズのマニュアルに、ペースメーカーなどの医療機器を付けている人への警告を含む一文があることが判明した。ニコンは、レンズ内の磁石(またはマグネット)が医療機器の誤作動を引き起こす可能性があると警告している。
私が知る限り、このような警告は、スマートフォン、カメラ、スマートウォッチなど、他の多くの電子機器のマニュアルに記載されている。ただしレンズの場合、このような警告があるのは稀だ。電子機器にはない強力な磁石を使用したのか、それとも何か理由があるのかは不明。
このNIKKOR Z 400mm f/2.8レンズの警告が最近ネットで話題になっているが、特別なことではないだろう。例えば、マグセーフマグネットの強力なiPhoneを胸ポケットに入れて持ち歩くことは、ペースメーカーを付けている人に適しているとは思えない。
Source: Nikon Rumors