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ニコンが超望遠レンズ「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」を発売

ニコンが超望遠レンズ「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」を発売

ニコンは、ミラーレスカメラ用の新しい超望遠レンズ、NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sを発売した。この超望遠のプライムレンズは、ニコンのプレミアムラインであるS-Lineのひとつで、スポーツや野生動物の撮影に適している。

ニコンは1月、超望遠プライムレンズの最高峰「Nikon NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」をプレミアム価格で発売した。

キヤノンが「RF800mm f/5.6 L IS USM」と「RF1200mm f/8 L IS USM」を発売したのに続き、ニコンもミラーレス一眼「Nikon Z」で使用できる同社最長の焦点距離となる「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」を発表している。

特徴

Nikon NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、14 x 38.5 cmと長いレンズだが、わずか2.3 kgと比較的軽量だ。このレンズの最大の特徴は、レンズの大きさ。

この超望遠レンズはフルサイズセンサーをカバーする、ニコンのプレミアムNIKKOR ZレンズであるS-Lineのひとつで、手ブレ補正機構を5段分搭載した800mm単焦点レンズだ。さらに、フラッグシップミラーレスカメラ「Z 9」と組み合わせれば、レンズ内とカメラ内を組み合わせて最大5.5段分の手ブレ補正を実現する「シンクロVR」を利用することができる。

Image credit: Nikon

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、テレコンバーターTC-1.4x、TC-2xに対応している。さらに、Z 9のクロップファクター2.3倍と組み合わせれば、1840mm相当の画角で4K/120pで記録することも可能となる。

Image credit: Nikon

レンズ本体には、AF/Mオートフォーカススイッチ、フォーカスリミッタースイッチ、大型フォーカスリング、ユーザー割り当て式コントロールリング、2つのFnファンクションボタンが配置されている。これらのファンクションボタンを使って、フォーカスポジションを保存することができる。

Image credit: Nikon

レンズ設計

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sのレンズ設計は、ED(特殊低分散)ガラス3枚と軸上色収差を抑える短波長屈折レンズ1枚を含む14群22枚で構成されている。また、ゴーストを抑えるためのPhase Fresnel(位相差)素子も搭載している。

内部素子にはナノクリスタルコートを採用し、内部反射やクロスライティングを排除している。また、前玉にはフッ素コーティングを施し、指紋の付着や埃・油・水滴をはじく。絞り羽根は9枚の円形絞り羽根で構成されており、最短撮影距離は5m。

巨大なフロントエレメントに直接フィルターを取り付けることはできないが、レンズの後部に46mmのドロップインフィルタースロットがある。また、可動部にはシーリングを施し、埃や水分の侵入を防いでいる。

Image credit: Nikon

価格と発売時期

Nikon NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、フジヤカメラで788,040円で4月22日から出荷を開始する予定。このレンズには、三脚カラー、レンズフード、ストラップ、ケース、フロント/バックキャップが付属している。

詳しくは、ニコンのホームページをご覧いただきたい。

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