ニコンはこのほど、2025年までに50本以上のZマウントレンズを発売することを盛り込んだ中期経営計画を発表した。さらに、今後動画中心のカメラを強化することも事業戦略として掲げられている。
ニコンは先日、カメラ内部N-RAWとProRes RAW記録を可能にするZ 9のファームウェアアップデートの詳細を発表した。
さらに、今回発表された中期経営計画では、2025年までに50本以上のZマウントレンズを発売する意向を表明し、動画製品への注力も強化する意向を示している。
2025年までに50本以上のニコンZマウントレンズをリリース
先月、キヤノンは2025年までに32本の新しいRFレンズをラインナップに加える意向を発表した。同社は最近のビジネスイベントで中期経営計画を発表し、2025年までにZマウントで50本以上のレンズを提供する目標を宣言している。
ニコンZシステムは、16mmという短いフランジ距離を考えると、ミラーレスのレンズマウントの中でも優位な存在だ。実際、この設計は、非常にコンパクトなフォームファクターで非常に明るいレンズを開発できる可能性がある。ニコンZマウントレンズは、14-24mm F2.8から最近発売された超望遠レンズ800mm F6.3 VR Sまで、すでにかなり豊富なラインアップを揃えている。
今後の製品で強化される動画機能
2015年のことだが、私は初めての動画と静止画のハイブリッドカメラとしてニコンD750を購入した。実のところ、その動画のスペックはかなり期待はずれで、その後のニコンのカメラの多くもそうだった。今日、Z 9がビデオカメラマンにとって最高のミラーレスカメラの1つと考えられていることを考えると、素晴らしいことだと思う。
この認識の変化は、同社が動画中心の機能にどれだけ注目しているかを物語っている。ニコンの意図は、最近も「イメージング・プロダクツ」で確認されている。中期経営計画の「事業戦略」でも、その意図が確認されているが、その目標の中に、こうある。
「動画機能を強化し、動画クリエイターに訴求する」
Nikon Medium-Term Management Plan
最近、ニコンはZマウントミラーレスカメラ用リモートグリップMC-N10を発表し、さらに映像市場への関心を示したが、これは明らかに映像制作者に向けたアクセサリーだ。