一部のニコンZ 8ユーザーから、レンズマウントとストラップのアイレットの不具合が報告されている。あなたのカメラは大丈夫だろうか。
ニコンZ 8は2023年5月に発表され、少なくとも言えることは、このようなコンパクトなカメラボディとしては信じられないほどの動画機能を備えているということだ。Z 8は内部で最大8.3K/60pのRAWビデオを12ビットN-RAW、ProRes RAW HQ、10ビットProRes 422HQ、H.265で記録できる。フルサイズイメージセンサーのクロップなしで解像度を4Kに落とせば、最大120pの映像を記録できる。一言で言えば、Z 8はフラッグシップ機であるニコンZ 9と同様の動画撮影機能を持ちながら、より小型のフォームファクターであると言える。
このカメラは数ヶ月前から出荷されている。しかし、一部のユーザーからレンズマウントとストラップアイレットに関する問題が報告され始めた。ニコンは最近、テクニカル・サービス・アドバイザリー・ドキュメントを発表し、ユーザーをサポートしている。
ニコンZ 8のレンズマウントとストラップのアイレットの問題
ニコンによると、「Z 8カメラのユーザーから、まれにレンズをロック位置に回転させることができず、レンズをカメラに装着できないとの情報が寄せられている」とのこと。
また、ストラップのアイレットについては、「カメラの金属製カメラストラップアイレットが緩んだり、カメラ本体から分離したりする可能性がある。この問題を調査した結果、Z 8のカメラストラップアイレットに強い衝撃が加わったり、強いストレスが継続的にかかったりすると、この問題が発生する可能性があることが明らかになった。同社はさらに、ストラップアイレットの両側がこの問題の対象となることを指摘している。
ニコンは問題を調査し、これらの問題の影響を受けるZ 8カメラの範囲を特定した。自分のカメラが該当するかどうかを確認するには、このページでカメラのシリアル番号を調べ、入力する。ニコンでは、保証期間が終了している場合でも、送料・返送料を含め、無償で修理する。
SmallRigのものなど、Nikon Z 8用のカメラケージの中には、ストラップのアイレットを取り付けポイントとして使用するものもあるので、自分のカメラがリストに掲載されているかどうかを確認することを強くお勧めする。