NiSiは15mm f / 4 Sunstar、ミラーレスカメラ用超広角フルフレーム完全手動レンズを発表した。 10枚のストレートブレードを備えた絞りで、サンスター効果はf / 4から表現できる。72mmのフィルター径で、ソニーEマウント、キヤノンRFマウント、ニコンZマウント、富士フイルムXマウントを選択できる。
NiSi Opticsは中国のレンズフィルターのメーカーで、レンズを発売することはあまりない。前回はNAB2018でフルフレームのシネマプライムセットを発表している。今回は、ミラーレスレンズカメラ用の15mm超広角フルフレームマニュアルレンズを発表した。
NiSi 15mm f/4 Sunstar Lens
まず気が付くのは、このレンズはSunstarという名称が付いていること。 このレンズには10枚のストレートブレードを備えた独自の絞り設計がされており、このためf / 4からf / 22までのすべての絞り値で「サンスター(光条)」効果(強い光源の周りの目に見える星のような光線)を表現できる。通常のレンズでは、絞り込むことにより表現することもできる。
このレンズはフルフレームセンサーに対応しているため、15mmで112°の広い視野を提供する。最短合焦距離は0.2m、最大倍率は0.13倍となっており、絞りリングとフォーカスリングを備えた完全手動レンズだ。マウントはソニーEマウント、キヤノンRFマウント、ニコンZマウント、富士フイルムXマウントを選択できる。
NiSi 15mm f / 4のレンズ構成は、両面非球面レンズと2つの超低分散レンズを含む10群12枚。プロモーションビデオにあるように、最小限の色収差、最小限の歪み、およびケラレとなっている。また、光の透過率を改善し、レンズフレアを低減するため、反射防止技術を利用している。
レンズ本体はオールメタル構造で、重量は470g、直径は75.6mm、長さは80.5mmとなっている。 NiSiによると、硬質表面コーティング技術により、ガラスの靭性と防水性が向上している。フィルター径は72mmで、100mmフィルターシステムとも互換性がある。
価格と発売時期
NiSi 15mm f / 4 Sunstarレンズは、現在579ドルで予約注文できる。出荷は2021年2月中旬に開始される予定。
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