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NisiがF3フルフレームシネマプライムレンズを発表

NisiがF3フルフレームシネマプライムレンズを発表

NiSiは、フルフレームセンサー用F3シネマプライムレンズを発表した。セットには、25mm、35mm、50mm、75mm、100mmのレンズが含まれる。同社はNAB 2018で出展する予定。

NiSi F3 cinema lens set. Source: nisifilters.com

NiSiは中国の会社で、これまで光学フィルターで知られていたが、このほどフルフレームシネマプライムレンズのラインアップを発表した。 Set F3と名付けられており、25mm/T2.1、35mm/T2.0、50mm/T2.0、75mm/T2.0および100mm/T2.0が含まれる。 今夏に18mmの超広角フルフレームレンズが追加される予定で、F3レンズのラインアップが完成する。マウントはPL、キヤノンEF、ソニーEが選択できるので、ほとんどの映像制作者のニーズに対応できる。

46.5mmフォーマットのセンサーをカバーしているので、ARRI Alexia LF、RED Monstro VV、Panavision DXL2、SソニーVenice、キヤノン C700FFなど最新のフルフレームシネマカメラで使用できる。NiSiは、F3レンズは今後発売されるフィルムカメラにも使用できるとしている。

NiSi F3 75mm cinema lens. Source: nisifilters.com

NiSiのF3レンズは、高度な解像度と分散制御、最適化された画像のコントラストとフレアを実現している。また、柔らかいボケを伴った撮影も可能になる。 NiSi F3レンズの非常に実用的な面は、すべて同じ物理的特性を持っていることで、これによりレンズの交換が非常に効率的になる。フロント径は95mmで、長さ(フロントからPLマウントまでのフランジ)は117mm。すべてのレンズには、IRISリングは12枚の絞り羽根をもち、回転角は70度で統一されている。また、フォーカスリングは270°回転する。重量は1120〜1330グラムとなっている。

NiSi F3 Cinema Lenses Specs. Source: nisifilters.com

さらに、NiSiは、F3レンズが優れた軸上収差および横収差性能を実現するアポクロマート光学設計を採用したと述べている。紫色や緑色のフリンジングは、合焦とボケどちらでも最小限に抑えられている。 F3シネマレンズに加え、同社はallure mist white/blackとallure streakフィルターも新たにリリースする。

同社はNAB 2018にF3レンズを出展する予定なので、実際に手にとって確認することができる。英国のmftservicesウェブサイトによると、これらのレンズの価格は、35mm、50mm、75mmが約2,950ドル、25mmと100mmは約3,514ドルとされる。セットでは約15,879ドルとなる。発売時期は、現在予約可能で、2018年5月に納品される。

NiSi F3 Cinema Lenses Set. Source: nisifilters.com

まだテストしていないので、どの程度の光学品質や実力があるのか分からないが、他のシネマレンズと比較することは興味深い。

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