NVIDIAは、待望のRTX3050およびRTX3050 Ti GPUを搭載する新世代のStudioラップトップを発表した。高解像度ビデオ編集に理想的なソリューションだ。
NVIDIAのStudioラップトッププログラムの最新の拡張(クリエイターに最適なラップトップの選択とテストを含む)には、Dell、HP、Lenovo、Gigabyte、MSI、Razerの13台の新しいマシンに搭載され、すべてNVIDIAの新しい3050および3050 TiRTX GPUが搭載される。
NVIDIA Studioラップトップ
NVIDIAのブログによると、GeForce RTX3050および3050Tiラップトップはビデオ編集の速度を大幅に向上させる。
たとえば、Premiere Proでは、CPUを単独で使用する場合と比較して3.9倍速いパフォーマンスを期待できるが、ResolveではCPUを使用する場合よりも6.8倍速いパフォーマンスを期待できる。さらにBlenderでは、CPUだけの場合よりも24倍高速にレンダリングされる。
Premiere ProのScene Edit DetectionなどのGPUアクセラレーションAI機能や、人工知能を使用してアーカイブフッテージをアップスケール、ノイズ除去、復元するVideo Enhance AIなどのアプリでもパフォーマンスが向上する。
AIの加速
もちろん、NVIDIAには、新しいラップトップ向けに独自のAI開発もいくつかある。 NVIDIA Deep Learning Super Sampling(DLSS)2.0は、TensorCoreと呼ばれるRTXGPU上の専用AIプロセッサを利用して、D5 Render、Unreal Engine 4、NVIDIA Omniverseなどのリアルタイムアプリケーションのフレームレートを向上させる。
一方、Dynamic Boost 2.0は、GPU、GPUメモリ、CPUの間で電力をインテリジェントにシフトしてアプリを高速化し、バッテリー持続時間を改善する。 Whisper Mode 2.0は、ラップトップの音声ボリュームを制御し、AIを利用したアルゴリズムを使用して、CPU、GPU、ファンの速度を動的に管理し、より静かな環境を可能にする。
主な仕様比較
以下は、3050と3050Tiの比較。
RTX 3050 | RTX 3050 Ti | |
NVIDIA CUDA Cores | 2048 | 2560 |
Tensor Cores | 64 | 80 |
Ray Tracing Cores | 16 | 20 |
Boost Clock (Mhz) | 1485 | 1500 |
GPU Power Use | 35-80W | 35-80W |
Memory Interface Width | 128-bit | 128-bit |
RAM Configuration | 4GB GDDR6 | 4GB GDDR6 |
Architecture | Ampere | Ampere |
価格とリリース時期
新しいRTX3050ラップトップの価格は799ドルからで、エントリーレベルのM1 MacBookAirよりも200ドルも安価だ。 NVIDIAは今年の夏にリリース予定としている。
Link: NVIDIA