オコナー(OConnor)が新しいUltimate 1040流体ヘッドを発表した。 これは20 kg の耐荷重で+/- 90°チルトできる。このヘッドは100mmボウル対応で、人気のFlowtech 100カーボン三脚と組み合わせて使うことができる。
オコナーはカリフォルニアに本拠を置くメーカーで、映画撮影向けのフルードヘッドと三脚、およびカメラやレンズのアクセサリーの設計と製造を行っている。 2003年以降、Vitecグループの傘下に入った。したがって、SachtlerのFlowtech 100三脚がOConnorブランドに変更されたことはそれほど驚くことではない。同社は新しいUltimate 1040フルードヘッドを発表したが、これはFlowtech 100三脚に完全にマッチする。
Ultimate 1040フルードヘッド
Ultimate 1040フルードヘッドは非常に広い積載重量範囲を持つ。5インチ(12.7cm)の重心および+/- 90°のチルト範囲で最大20 kgの耐荷重に対応する。 Ultimate 1040は、従来の1030と同じ性能と操作性を持つが、1030は最大約16Kgの耐荷重だった。
ヘッドには、大型ユーロプレートが標準装備されている。 Ultimate 1040は、高性能のマグネシウムおよびアルミニウム合金とステンレス鋼で作られており、ヘッドはFlowtech 100三脚の外観に合うようにカーボンファイバーで仕上げられている。更に、安定性を高めるため、大型のオコナーヘッドと同様のワイドチルトベアリングも採用している。
Ultimate 1040ヘッドは、無段階で非常に滑らかなパン/チルトの流体抵抗や、チルト範囲の任意のポイントで正確なバランスを提供する特許のOConnor Sinusoidal Counterbalanceシステムなど、豊富な機能を搭載している。カウンターバランスはゼロまで有効で、これは軽量カメラを搭載する場合、非常に有用だ。
Flowtech 100三脚
Ultimate 1040フルードヘッドはFlowtech 100カーボンファイバー三脚にマッチするように設計されている。この三脚は新製品ではなく、ザハトラー(Sachtler)が、2018年9月に Flowtech 75三脚の100mmボウルバージョンとして発表したものだ。( Flowtech 75のレビュー記事はこちら)。
Flowtech 100には、ユニークなクイックリリース機構が備わっており、三脚の開閉が簡単かつ迅速に行える。 Flowtech 100は、100mmのボウルで、最大30kgの耐荷重がある。また多目的ヒンジロック機構は、スペースの制限や地形に関係なく、非常に低いショットや高いショットを可能にする。また、強力なねじり剛性により、カメラをパンさせた時のねじれが発生しにくい。
価格と発売時期
Ultimate 1040フルードヘッドとFlowtech 100三脚は10月に発売予定。キット(ゴム足、キャリーハンドル、ケースを含む)の価格は10,800ドルとなっている。 Ultimate 1040ヘッドは単独でも購入でき、価格は7,850ドル。 Flowtech 100三脚は2,675ドルとなっている。