フォトキナ2016で、オリンパスが新しいマイクロフォーサーズ ミラーレスカメラ OM-D E-M1 MarkIIを参考出品した。20メガピクセルのセンサーを持ち、4K/30p動画撮影機能を搭載。UHD4Kだけでなくデジタルシネマ規格4K(4096×2160)も記録可能。更に高い耐候性も併せ持つ。
E-M1 MarkIIは、過酷な環境下での撮影にも耐えられるよう設計されたカメラだ。小型軽量の本体は、防塵、防滴、耐寒(-10℃)が謳われており、悪天候や寒冷地でも高い信頼性が期待できる。
MarkIIでは新たに4Kビデオ機能が搭載され、30pまでのUHD 4K(3840×2160)に加え、24pでのデジタルシネマ規格4K(4096×2160)での撮影、記録が可能。.movあるいは.aviフォーマットで記録され、ビットレートは237Mbps。5軸手振れ補正機能が搭載されており、ブレの無い撮影が可能。4K/5fpsのタイムラプス撮影も可能だ。
主な特徴
- 有効画素数2037万画素新Live MOSセンサー
- 4K/30p(3840×2160)及び、デジタルシネマ規格4K/24p(4096×2160)が可能
- .movと.aviを選択可能
- 3.0インチタッチスクリーンモニター
- 121ポイント デュアルオートフォーカス
- プリレコード機能
- 5軸手振れ補正機能
- デュアルSDカードスロット(UHS II)
- 耐候性:防塵、防滴、耐寒(-10℃)
- 重量:498g(本体のみ)
オートフォーカス機能は静止画用にプライオリティーが置かれているようで、秒間18フレームの連写に対応した連続オートフォーカスが装備されている。
また、プロキャプチャーモードは、他のビデオ機能が充実しているカメラと同じように、シャッターボタンが完全に押されるまでの間に最大14フレームをキャプチャーすることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=V5LXNHnbOew&feature=youtu.be
ただ、3.0インチタッチスクリーンだけは、他の強固な作りからは、少し異なっているように見える。汚れたりした場合の信頼性はどうだろうか。
なお、新たに3本のプロ仕様レンズが発表される予定だ。
新レンズ
- M.ZUIKO Digital ED 25mm f1.2 PRO lens
- M.ZUIKO Digital ED 30mm f3.5 Macro lens
- M.ZUIKO Digital ED 12-100mm f4.0 PRO lens
本体同様、これらのレンズも耐候性に優れた設計となっている。
価格と発売時期は未定。
オリンパスOM-D E-M1 MarkIIのプレス資料はこちら(日本語)