NINJA V/V+にProRes RAWで収録できるカメラがまた一つ増えた。OM SYSTEM OM-1(記事はこちら)は、最大60fpsのDCI 4Kを接続したNINJAモニター/レコーダーと接続して、12ビットProRes RAWストリームとして記録することができるようになった。
OM SYSTEM(旧オリンパス)のミラーレスMFTカメラOM-1は、すでに内部で4:2:0 10bitで最大60fpsのDCI 4Kビデオ、またはフルHDで最大240fpsの録画が可能だ。このスペックのままであれば、もちろん接続したNINJA V/V+をコンパクトなフィールドモニターとして使うことは可能だ。
しかし、12bitのProRes RAWで記録したい場合は、このアップデートが必要になる。DCI 4K、最大60p、12bitのProRes RAWを(マイクロ)HDMI経由でNINJA V/V+に出力することができるようになった。両機器とも、これには無料のファームウェアアップデートが必要。
OM-1 + NINJA V/V+のコンボ
プレスリリースによると、ATOMOSとOM SYSTEMの両社は、ProRes RAWの全機能をサポートすることにコミットしている。つまり、ポストプロダクションでこのコーデックを使用する際に、最大限の柔軟性を提供する。OM-1で記録されたProRes RAWクリップは、Apple Final Cut ProのホワイトバランスとISOの調整スライダーに対応している。
OM-1でProRes RAWをサポートするには、カメラのファームウェアをv1.1にアップデートする必要がある(ダウンロードはこちら)。AtomOS 10.76のダウンロードはこちら(NINJA V)と、こちら(NINJA V+)から可能。
下はATOMOSのCEO、Trevor Elbourne氏のコメント。
OM SYSTEM OM-1は、魅力的なMFTカメラであり、我々のパートナーであるOMデジタルソリューションズ株式会社のラインアップに加わった素晴らしいカメラです。 Atomos Ninja V/V+にHDMIでRAWを出力できるようになったことで、より多くのユーザーがProRes RAWによってもたらされる新しい創造の機会を手に入れることができるのです。
OM-1は非常にコンパクトで軽量なカメラだが、OM-1とNINJA V/V+の組み合わせは、比較的小型でありながらハイエンドRAWフォーマットを記録するパワフルなシステムとなる。
価格と発売時期
OM SYSTEM OM-1 MFTミラーレスカメラは245,520円、NINJA Vは86,200円、V+モデルは173,800円で販売されている。OM-1、NINJA両機種とも、必要なファームウェアのアップデートが無償でダウンロードできるようになった。