5年間で何度もプロデューサーからキヤノンC300を持っているか尋ねられた。ここ2年くらいは、C300 Mark IIを持っているかと尋ねられることが多い。そして驚くべきことに、今年のオスカーにノミネートされた5人のドキュメンタリー作品はすべてキヤノンのカメラで撮影されたものだった。同社が主導したDSLR革命の時代から大きく進歩した結果と言える。
筆者はキヤノンC300 Mark IIのユーザーだが、カメラの操作性は比類のないものだと感じている。また画質は映画のそれを提供してくれる。それ以上に、筆者は「キヤノンルック」を気に入っている。多くのドキュメンタリー映画監督は同じ意見だろう。C300 Mark IIについては、こちらの記事(英語)も参考にしていただきたい。オスカーでの事実はキヤノンにとっても大きな快挙だっただろう。 1月のサンダンス映画祭で、筆者はCanon USAのTim Smith氏と話す機会があり、同社の優位性について話した。下は彼の意見だ。(概要)
「ここ7年間で成果が上がってきました。7年前のC300から始まっています。我々は常にキヤノンで撮影された映画の割合をチェックしました。最初は年間5本か6本でした。そしてノミネートされた映画の40%がキヤノンのカメラで撮影された頃から加速し始めました。そして今回、オスカーがノミネートしたドキュメンタリー映画の全てがキヤノンのカメラで撮影されたことについては、大変驚いています。多くのカメラがある中で、全てが当社のカメラだったというのは、快挙だと思っています。」
「5作品中5作品が全て当社のカメラで撮影されたことには、今までの努力が報われた気がします。踊りたいくらいです。キヤノンにとって、これは大きな出来事です」
オスカーでノミネートされたドキュメント映画は以下の通り。
Film: “Free Solo,” dir. Jimmy Chin, Elizabeth Chai Vasarhelyi
Equipment: Canon C300 Mark II, Canon 1D X Mark II, Canon Cinema Primes, Canon 50-1000mm Cine Servos
Film: “Hale County This Morning, This Evening,” dir. RaMell Ross
Equipment: Canon 5D Mark III
“Minding the Gap,” dir. Bing Liu
Equipment: Canon 5D (no indication which mark), EF 16-35mm Lens
“Of Fathers and Sons,” dir. Talal Derki
Equipment: Canon C300
“RBG,” Betsy West, dir. Julie Cohen
Equipment: Canon C300 Mark II, EF Zoom 16-35mm, 24-70mm T2.8, 70-200mm, 400mm Prime lens
興味深いことに、これらの映画に共通するもう1つのことは、これらのプロジェクトの大部分がサンダンス映画祭やまたはSundance Instituteのルーツを持っていることだ。いずれにしても、今年のどの作品が優勝しても、キヤノンの勝利は間違いないということだ。キャノンに祝福の言葉を贈りたい。
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