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OSEEがG7とT7を発表 - 7″ 4K入力対応 フィールドモニター

OSEEがG7とT7を発表 - 7″ 4K入力対応 フィールドモニター

OSEEは中国のモニターメーカーで、3000nit SDI / HDMI 4K UltraHD入力対応モニターOSEE G7と、SDI入力なしで安価なT7を発表した。どちらもフルHD 1920 x 1200 px LCD IPSパネルを使用している。価格はG7899ドル、T7499ドル。

OSEE G7 & T7 - 4K 3000nits - 1920x1200px - 1200:1 LCD IPS Panel

OSEE G7 & T7 – 4K 3000nits – 1920x1200px – 1200:1 LCD IPS Panel

まず強調したいのは、どちらのモニターも競争力のある価格で優れたスペックを満載していること。ただし、cinema5Dでは今まで同社の製品を掲載したことが無く、このスペックがどの程度のパフォーマンスを持っているのかは紙上で判断するしかない。今回は同社に関する初の記事となる。

このモニターには1200:1のコントラスト比のIPSパネルが装備されており、3000nitの明るさとされているため、直射日光下でも視認できる。同社によると、フードを使用しなくてもシャープで明るく、見やすいとしている。また5方向のジョイスティックがあり、これでメニューを操作する。これもまた、プロ用途を前提に作られている。

このモニターにはアナモフィックスクイーズ解除(他にも1.33、1.5、1.66などの複数のオプション)、DSLRスケール、ピーキングなどの機能がある。また、偽色、波形、ベクトルスコープ、ゼブラ、ヒストグラム(RGB、Luma)などの露出補助ツールも用意されている。多くのカメラ用のマーカー(セーフフレーム、エリア、センター)、クロスハッチ、プリロードLUTおよびカスタム3D LUT(SDカードからロードでき、最大16種類をサポート)も利用可能だ。

このモニターはSmallHD UltraBrightモニターシリーズと似ているところがあるが、OSEE G7&T7モニターはシーンレイアウトの編集と切り替えを特徴としている。このレイアウトスイッチを使用すると、さまざまな撮影環境に合わせて、複数の表示設定をすばやく切り替えることができる。これは前出のジョイスティックで行う。

入出力

HDMI:
– 2160p (30/29.97/25/24/23.98)
– 1080p (60/59.94/50/30/29.97/25/24/23.98)
– 1080i (60/59.94/50)
– 720p (60/59.94/50)
– 480p (60), 576p (50)

SDI: (not available with the T7 monitor)
– 2Kp (60/59.94/50)
– 1080p (60/59.94/50/30/29.97/25/24/23.98)
– 1080i (60/59.94/50)
– 1080SF (30/29.97/25/24/23.98)
– 1035i (60/59.94)
– 720p (60/59.94/50/30/29.97/25/24/23.98)

OSEEは、対数曲線表示をRecに直接変換するため、20を超えるDe-logおよび3D LUTの選択肢を統合したと述べている。OSEEはメジャーなカメラブランドの他にも、富士フイルム、DJI、GoProなどの曲線変換も実装したと述べている。

OSEE G7 & T7 - Backside and Connectors

OSEE G7 & T7 – Backside and Connectors – Power-Supply with NPF batteries.

儀色

モニターの偽色機能に関しては、ユーザーは16種類の(対数)曲線のリストから選択し、露出オーバー、露出アンダー、肌の色調、18%グレーに関する詳細な色情報を見ることができる。

偽色に対する曲線の選択:

– Sony LC709A
– Sony LC709
– Sony S-Log2
– Sony S-Log3
– Panasonic V-Log
– Panasonic V709
– Blackmagic Design
– Blackmagic Design 4K
– RED RG3a
– RED RG4
– RED LOGFILM
– RED RL3G10
– Canon C-Log2
– Canon C-Log3
– ARRI Log-C
– ARRI Rec. 709

アクセサリー

以下は、Vマウントバッテリープレート付きの電源、ケース、サンフードなど、利用可能なアクセサリーの概要。

OSEE G7 & T7 Accessories

OSEE G7 & T7 Accessories

まとめ

どちらのモニターにも多くの機能があるが、多くの分からない点もある。

  • モニター内部の4Kリアルタイムダウンスケーリングには、通常、内部に強力なコンバーターが必要となる。それが無い場合は遅延が発生する。過去にいくつかのモニターをテストしたが、特にあまり知られていないメーカーのモニターでは遅延が見られた。
  • 3000nitsは、現在のフィールドモニターでは大きなポイントだ。今後テストしてみたい。
  • 品質の評価については実物を手にする必要がある。 Convergent Design(モニター/レコーダー)などのメーカーはOdyssey 7Q +などの製品で、鋳造マグネシウムとアルミニウムの組み合わせなど、厳しい気象条件に耐える高品質の材料を使用している。それらはまた、高品位の精密な部品が使われており、経年変化にも優れている。
  • オーディオメーター:OSEEモニターは2チャンネルのオーディオメーターを搭載しているが、他社製のモニターは最大8チャンネルのオーディオメーターを装備している。
  • スクリーン保護:他社はAR接着剤付きゴリラガラスを使用している。これについても不明だ

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