パナソニックがAU-EVA1を発表 - $8,000以下のコンパクトなシネマカメラ
キヤノンC200の発表の興奮が残る中、パナソニックも手頃な価格の新型シネマカメラ、AU-EVA1の詳細をついに発表した。当サイトでもNAB 2017で、ベールに包まれた姿をレポートしたが、期待通りの新製品となっているようだ。
ロサンゼルスのパラマウントスタジオではCineGear Expoが開催されているが、ここでパナソニックのMitch Gross氏が同社の新しいコンパクトシネマカメラ、EVA1の詳細を説明した。ここではそのプレゼンテーションからの情報をお伝えしよう。
センサー
- super35mm
- 5.7K
- デュアルネイティブISO -パナソニック独自の2つのネイティブISOを持つ
- Advanced Colorimetry
レンズ
- ネイティブEFマウント
- 電子画像安定化(EIS)
- IRカットイン/アウト(赤外線での夜間撮影が可能)
- NDフィルターを内蔵(2/4/6stop)
プロセッシング
- 4K60p / 2K〜240p
- 4:2:2 10ビット
- 各種フォーマットと圧縮率で記録可能。(詳細はリリース時)
- 最大400Mbpsのビデオコーデック
- V-log&V-gamut
- HDMIとSDIの両方で同時に4K出力
- SDカード記録
- 5.7K RAW出力を外部レコーダーで記録可能(将来のアップデートで予定)
- デュアルネイティブISO
その他
- XLRオーディオ入力
- HDMIおよびSDI 4Kビデオ出力
- 着脱可能なハンドグリップ(ドローン、ジンバルリグ、ジブアームに対応)
- タイムコード入出力
- LCDサンシェード付属
- コンパクトで軽量なボディ – 1.2kg(ボディのみ)
- 外形寸法17cm x 13.5cm x 13.3cm(LxHxW)
価格は$ 8000(ボディのみ)以下で、今年の秋に発売予定。
まとめ
この発表から分かるように、新しいEVA1はGH5とVaricam LTの間に位置するシネマカメラだ。価格面では、キヤノンの新製品C200とソニーFS7が競争相手となるだろう。サイズ、軽量、5.7Kセンサー、4K60p(2K〜240p)、デュアルネイティブISO、最大400Mbpsのビデオコーデックなどの仕様や機能は、多くのインディペンデント映画制作者にとって実に魅力的だ。さらに、デュアルネイティブISOに関しては、パナソニック欧州のマーケティングマネージャーであるNela Pertl氏は、現在、最終的な仕様をテストしていると述べている。
AU- EVA1の詳細については、こちらのパナソニックのWebサイト(英語)を参照願いたい。