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パナソニックがLUMIX GH5Sのファームウェアアップデート - V2.2でBlackmagic RAWの外部記録を実現

パナソニックがLUMIX GH5Sのファームウェアアップデート - V2.2でBlackmagic RAWの外部記録を実現

パナソニックのLUMIX GH5Sに、無料のファームウェアアップデートv2.2が提供された。これはBlackmagic Video Assist 12GレコーダーとHDMIで接続し、カメラから出力されたRAW映像を、12ビットのBlackmagic RAWとして記録できるようになる。これは、最大でDCI 4K 60fpsまたは3.7Kアナモフィック4:3 60fpsで記録できる。さらに、今回のアップデートでは、一部のパナソニックレンズでフォーカスリングコントロールが追加された。

約4年前に発表されたパナソニックLUMIX GH5Sは、人気のGH5に比較し、IBISを搭載せずに低照度性能を向上させたカメラだ。パナソニックの他のカメラと同様に、GH5Sも長年にわたって数多くのファームウェアアップデートを行ってきた。今年の初めには、ファームウェアアップデートv2.0が行われ、HDMIでのRAWビデオ出力が可能になった。AtomosのNinja VまたはNinja V+との接続で、GH5SからのRAW映像を12ビットのProRes RAWとして記録することができた。今回、Blackmagic RAWフォーマットにも対応した。

LUMIX GH5S ファームウェア V2.2の概要

上述したように、LUMIX GH5S用に新たにリリースされたファームウェアアップデートv2.2の主な新機能は、Blackmagic Video Assist 12G 5″および7″レコーダーとの互換性だ。これらのレコーダーは、カメラのHDMIポートから出力されたRAWビデオを、12ビットのBlackmagic RAWとして以下のフォーマットで記録できる。

  • DCI 4K (4096 x 2160, 17:9) in 23.98p/25.00p/29.97p/50p/59.94p
  • アナモフィック3.7K (3680 x 2760, 4:3) in 23.98p/25.00p/29.97p/50p/59.94p

パナソニックによると、RAW出力時にライブビューモニター上でV-Log LまたはRec.709の選択が可能だ。RAW出力時には、V-Log Lビューアシスト、WFM(ウェーブフォームモニター)、ベクタースコープ、ゼブラパターンなどの撮影支援機能が利用できる。

Panasonic LUMIX GH5S. Image credit: CineD

ProRes RAWはDaVinci Resolveではまだネイティブにサポートされていないので、DaVinci ResolveをNLEとして使用する場合は、Blackmagic RAWはより適した圧縮RAWフォーマットだ。これは、Ninja Vよりもビデオアシストレコーダーユーザーにとっても朗報となるだろう。ただし、パナソニックのカメラから得られるBlackmagic RAWは、Blackmagicカメラで内部記録されたBlackmagic RAWとは少し異なる。詳しくは、ProRes RAWとBRAWの比較記事をご覧いただきたい。

BRAWの互換性に加えて、今回のアップデートではGH5Sにフォーカスリングコントロール機能が搭載された。この機能は、以下の対応するパナソニック製レンズで使用できる。H-XA025、H-ES200、H-E08018、H-X1025、H-HSA12035、H-ES12060、H-FS12060、H-X2550、H-HSA35100、H-FSA45200、H-ES50200、H-FSA100300、H-RS100400。

価格と発売時期

GH5S用の新しいファームウェアアップデートv2.2は、パナソニックサポートサイトから無料でダウンロードできる。GH5Sカメラ本体は現在243,000円、ビデオアシスト12G 5″は95,923円で販売されている。それ以外には、もちろんレンズ、NPFバッテリー、高速HDMIケーブル、メディア(できればUSB-C SSD)が必要になる。

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