パナソニックは、2021年7月12日に、LUMIX S1(v2.1)、LUMIX S5(v2.3)、およびLUMIX S1R(v1.9)の新しいファームウェアアップデートをリリースする。これによりS1およびS5は、Blackmagic VideoAssist12Gレコーダーで、12ビットBRAWを最大5.9K/30pまたは4K/60p(トリミング)で記録できるようになる。 S1の前提条件は、インストールされている DMW-SFU2のアップグレード。 また、S1とS1Rは、新しい写真スタイルであるL.ClassicNeoとL.MonochromeSが追加される。
2021年3月、パナソニックはすべてのLUMIXSカメラとBGH1の重要なファームウェアアップデートを発表した。フラッグシップのLUMIX S1Hは、2021年3月31日にファームウェアv2.3にアップデートされ、Blackmagic Video Assist 12GレコーダーにHDMI経由でBlackmagic RAWを外部記録できるようになった。
またLUMIX S1は、2021年4月にファームウェアv2.0にアップデートされた。これにより、Atomos NinjaVでProResRAWをHDMI経由で外部RAW記録できるようになっただけでなく、多数の内部記録モードが追加された。 なおProRes RAWとBlackmagic RAWの比較については、こちらを参照いただきたい。
LUMIX S1とLUMIX S5に関しては、2021年7月12日に予定されているファームウェアアップデートで外部BlackmagicRAW記録に対応することを発表した。ただし他のLUMIXSカメラもVideoAssist12GでBlackmagic RAWを記録できるようになる可能性は常にあるが、それがいつ行われるかは明確ではない。
LUMIXS1およびS5ファームウェアアップデート
LUMIX DC-S1はファームウェアバージョン2.1、DC-S5はファームウェアバージョン2.3にアップデートされる。これによりBlackmagic Video Assist 12GレコーダーでHDMIからのRAWビデオ出力を12ビットのBlackmagicRAWビデオファイルとして記録する。これは、S1Hと同じ解像度とフレームレートを選択できる。
- Full-frame – 5.9K (5888 x 3312) at 29.97p/25p/23.98p (16:9)
- Super35 – 4K (4128 x 2176) at 59.94p/50p/29.97p/25p/23.98p (17:9)
- Super35 Anamorphic – 3.5K (3536 x 2656) at 50p/29.97p/25p/23.98p (4:3)
LUMIX S1の場合、この新機能はアップグレードソフトウェアキー DMW-SFU2でのみ使用できる。 DMW-SFU2キーを既に使用している場合は、再度購入する必要はない。カメラは一度だけキーでアップグレードする必要がある。
LUMIX S1では、新しいファームウェアv2.1でL.ClassicNeoおよびL.Monochrome Sカラープロファイル(写真スタイル)も追加される。さらに、LUMIX S1R用の新しいファームウェアv1.9もリリースされ、同様にL.ClassicNeoおよびL.Monochrome Sカラープロファイルが追加される。
価格と発売時期
これらの新しいファームウェアアップデートは無料(LUMIX S1に関しては DMW-SFU2キーでアップグレード済みの場合)。2021年7月12日のリリース後、同社のLUMIXサポートWebページからダウンロードできる。