パナソニックはLUMIX S1のファームウェアアップデートを発表した。また望遠ズームレンズ用の1.4倍と2倍のテレコンバーターも発表された。更に、マイクロフォーサーズのLEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F/1.7 ASPHレンズもラインアップに加わった。
LUMIX S1ファームウエアアップデート
Panasonic LUMIX S1のファームウェアアップデートが発表された。これは有料でダウンロードできる。
アップグレードソフトウェアキー( DMW-SFU2)により、以下の機能が追加される。
- V-Logでダイナミックレンジが最大14+stopでの記録。 V-LogとV-GamutはCinema VariCam Lookと互換性がある
- 4:2:2 10ビット4K MOV、最大30fpsでの内部ビデオ記録
- HDMIで4K /4:2:2/ 10-bit/60fps出力
- V-Logでの録画中または再生でインカメラLUTアプリケーション(カスタム機能付きLUT)表示
- 波形モニター
- XLRマイクアダプターDMW-XLR1により、ハイレゾ48 kHz / 24ビットまたは96 kHz / 24ビットのサウンドを録音
DMW-SFU2アップグレードソフトウェアキーは2019年7月に発売予定で、価格は199ドル。なお、日本での発表はまだ無い。
LUMIX S望遠ズームレンズ用の新しいテレコンバーター
パナソニックは、1.4倍のテレコンバーター(DMW-STC14)と2倍のテレコンバーター(DMW-STC20)も発表した。どちらもSシリーズ望遠レンズ、特にLUMIX S PRO 70-200 F / 4.0 OISに対応している。また今年後半に発売される70-200mm F / 2.8 Sシリーズレンズとも互換性がある。
1.4xテレコンバーターは70-200mmのレンズを98-280mmに変換し、2xテレコンバーターは140-400mmに変換する。これらのテレコンバーターは防塵、防滴がされており、オートフォーカスも機能する。
すべてのテレコンバーターと同様に、1stop以上暗くなることが予想されるが、それに関する詳細な情報はない。
LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F/1.7 ASPH
また、マイクロフォーサーズの新しいレンズ10-25mmも展示されている。これは、F / 1.7の一定F値で35mm 換算で20-50mmに相当する標準ズームだ。(記事はこちら)
既存のLUMIX 12-35mmは現在42,000円 (税抜)だが、ライカ10-25mmはそれより上位のレンズになる。
ライカDG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F / 1.7 ASPHはプレミアムレンズで、一クラス上の撮影に最適だ。
このレンズは、12群17枚の構成で、3枚の非球面レンズと4枚の超低分散レンズで、軸、球面、および色の収差を軽減している。
高速で正確なオートフォーカスもサポートされている。フォーカスリングを手前に引くと、即座にマニュアルフォーカスに切り替えることができる。マニュアルフォーカスリングは12-35mmのように電子的ではなく、マニュアルフォーカスクラッチが与えられている。また、フォーカスブリージングを抑制するメカニズムも内蔵されている。
アパーチャリングは動画撮影に適するようステップレスで、9枚の絞り羽根は心地良い丸いボケが可能。フィルター径は77mm。更に防塵、防滴構造で、-10℃までの耐寒性能を持つ。
このクラスのレンズでは、シグマ18-35mm F / 1.8(108,000円)がある。LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F/1.7 ASPHは約1.800ドルで、今年7月中旬に発売される予定。なお、日本での発表はまだ無い。
関連商品
フジヤエービックのショップサイト
Panasonic DC-S1-K