Pantherは、既存のハイエンドSliderxラインアップ、U-Bangi-Slider XYのアップグレードをリリースした。これにより、2つのU-Bangisを組み合わせ、2軸スライダーを構成することができる。
U-Bangiは、ミュンヘンに本拠を置く周辺機器メーカーPantherのハイエンドスライダーシステムの名称だ。同社の製品は、バックパックに入れて持ち運びできるようなものではない。重量があり、折り畳みもできない。一方、重いカメラの設定や厳しい条件の下でも、このスライダーは安心して使用できる。以下、詳細を説明しよう。
Panther U-Bangi-Slider XYとは?
U-Bangi-Slider XYは、2-in-1システムだ。 2つのPanther U-Bangiスライダーを組み合わせてU-Bangi-Slide XYとして使用する。
このXYバージョンでは、既存の2つの製品を360°回転させるだけで使用できる。新しいスライダを購入する必要は全くない。オリジナルのU-Bangi-Slider自体がしっかり作ってあるので、組み合わせても特に問題はない。既存のU-BangiスライダーはすべてU-Bangi-Slider XYにアップグレードすることができる。
U-Bangi-Slider XYは、2つのスライダで1つのスライダになる。即ち、1つの直線軸に制限されいため、カメラの移動範囲が指数関数的に拡大することになる。以下のビデオでは、X軸とY軸を使った使用方法が解説されている。
各スライダーの長さは自由に選ぶことができる。たとえば、48cmのU-Bangiトラックと64cmトラックを組み合わせることができる。または88cmトラックと136cmトラックと言う組み合わせでも可能だ。 Pantherがウェブサイト上で「要求に応じてさらなる設定が可能」としているように、他の長さの組合せも可能だ。ただし、このスライダーはハイエンド用なので、それなりにコストもかかる。
U-Bangi-Slider XYの主な特徴
2in1のコンセプトのもう一つの特徴は、下部スライダーの長さを延長することができる点だ。上部スライダが下部スライダ上でさらに伸びるので、狭いスペースでの撮影には非常に便利だ。
U-Bangi-Slider XYは、単品のスライダーでは不可能なショットを実現することができる。コンセプト自体は非常に簡単だが、多用途に使用することができる。
価格
価格はまだ未定だが、Pantherに直接問い合わせることは可能だ。しかし、安価なものではないことは間違いない。もちろん、U-Bangi-Slider XYは探していた最後のスライダーかもしれない。
Pantherは、カメラクレーンやドリーなどのハイエンドグリップ機器メーカーで、どちらかと言えば、レンタルに適しているかもしれない。
同社のWebサイトはこちら。