キヤノンの Gシリーズカメラは、YouTubeなどへの動画投稿用のカメラとしてよく使われている。このGシリーズの最新モデルとして PowerShot G7X Mark IIIとG5X Mark IIが加わった。どちらも1インチ20.2メガピクセルのCMOSセンサーを搭載している。4Kビデオの撮影が可能で、FHDでは最大120fpsでスローモーションを撮影できる。
主な機能
PowerShot Gシリーズは、レンズ固定式のコンパクトデジタルカメラ。これらのカメラは、小型軽量で気軽に撮影することができる。以下は両方のカメラに共通する主な機能。
- 20.1メガピクセル1インチCMOSセンサー
- カメラ内デジタル手振れ補正機能を備えた新しいDIGIC 8画像プロセッサー
- 29.97fpsの4K UHD記録。最大120fpsのフルHD記録
- MPEG-4 AVC / H.264コーデックを使用し、MP4ファイルとして記録
- 内蔵3ストップNDフィルターと3.5 mmオーディオ入力
- HDMI出力で外部記録やストリーミングが可能
- 顔検出と被写体追跡が可能な31点オートフォーカスシステム。AFで合焦後も、ダイヤルでフォーカス移動が可能
- スマートフォンとのBluetoothおよびWi-Fiワイヤレス接続
- 30 fpsのRAW連写モードを搭載。CR3フォーマットでRAW画像を撮影
- 各種コントロールコントロールダイヤル
- USBポートからバッテリーを充電
G7XマークIIIとG5XマークIIの主な違いは内蔵レンズの倍率とビューファインダーの有無だ。
G7X Mark III
キヤノンG7X Mark IIIは8.8 – 36.8mm(35mm換算:24 – 100ミリメートル)4.2倍ズームレンズを搭載している。F値は最も広角のF / 1.8から望遠端のF / 2.8まで変化する。また3.0インチチルト機構付きLCDタッチスクリーンが搭載されている。重量は304g(バッテリーとメモリーカード含む)と軽量で、気軽に持ち出せる。
またG5X Mark II同様にYouTubeに直接ストリーミング配信も可能で、写真やビデオをソーシャルメディアに直接アップロードできる。ソーシャルメディア用の縦位置ビデオモードも用意されている。
G5X Mark II
G5X Mark IIにはG7X Mark IIIが持つライブストリーミング機能は省かれているが、同じF / 1.8〜2.8のF値で、G7X Mark IIIよりも望遠端が長い5倍光学ズーム(35mm換算:24〜120mm)を装備している。また、左端にポップアップ式の小型の内蔵OLED電子ビューファインダーもG5X Mark IIの特徴だ。
価格と出荷時期
発売時期はどちらも8月上旬の予定。 価格はオープンだが、実勢価格はG5X Mark IIは10~11万円、G7X Mark IIIは9~10万円程度。