「PHOTOHIKER 24」と「PHOTOHIKER 44」は、写真・ビデオ機材用の新しいハイキングバックパックだ。バックパックには24リットルと44リットルの2つのサイズがあり、カメラ機材用の取り外し可能なPHOTOCUBEインサートを2つのサイズに分けて収納することができる。このバックパックは、Kickstarterで299ユーロから販売されている。
屋外での撮影時、多くのカメラマンはバックパックを使用する。PGYTECH OneMoなど、さまざまな選択肢があるが、すべてがハードなトレイルや本格的なハイキングに適しているわけではない。そんな中、「PHOTOHIKER」はKickstarterのキャンペーンで登場した、究極のハイキングバックパックだ。
この「PHOTOHIKER」は、ドイツの2つの企業が協力して実現したバックパックで、デザインはCOSYSPEED社が担当し、製造はVAUDE社が担当している。VAUDEは、スポーツウェアやアクセサリーを製造するメーカー。
PHOTOHIKER 24と44バックパック
COSYSPEEDによると、このバックパックは、ハイエンドのハイキング用バックパックに採用されているキャリングシステムをベースに作られており、過酷なトレッキングでも最高の使用感を提供してくれる。このバックパックには以下の2つのサイズがある。
- 「PHOTOHIKER 24」は、総容量24リットルで、小型のカメラギアインサート「PHOTOCUBE M」を収納できる。
- 「PHOTOHIKER 44」は、総容量が44リットルで、より大きなインサートであるPHOTOCUBE XL、または2つの小さなPHOTOCUBE Mインサートを収納することができる。
PHOTOCUBEインサートは、複数のパッド付きコンパートメントで構成されている。基本的には、機材を安全に収納するブロック状のコンパートメントで、いつでもバックパックから取り出すことができる。ただしこのコンセプトは、特新しいものではない。
どちらのバックパックも、外側には耐候性のある素材(ラバー加工されたナイロンD1000など)を使用しており、底部にはレインカバーが付いている。PHOTOHIKERには、16インチまでのラップトップを収納するラップトップスリーブがあり、サイドからアクセスできる。通気性に優れたエアロフレックスバックは、背中の発汗を抑えるのにも役立つ。
バックパックには、調節可能なキャリングストラップが付いており、最小の調節で160cmから最大200cmまで柔軟に使用できる。バックパックの両サイドには三脚用のポーチとストラップがある。ヒップベルトには、小さなアクセサリーを収納できる追加のポーチが付いている。
COSYSPEEDのPHOTOHIKER 24と44のバックパックはすでにオンラインで販売されているが、私が調べた限りでは、それらは第一世代のバックパックだった。今回のクラウドファンディングでは、いくつかの工夫がなされている。また、COSYSPEEDは、このバックパックが、リサイクル可能で持続可能な素材、持続可能な流通など、環境に配慮して製造されていると述べている。
サイズと重量
「PHOTOHIKER 24」の寸法は45×28×20cm、「PHOTOCUBE」を除く重量は1200g。大型のPHOTOHIKER 44の寸法は、54 x 32 x 20cmで、PHOTOCUBEを挿入していない状態での重量は1700gとなっている。
大型の「PHOTOCUBE XL」は、寸法が36×26×16cm、重量が900g。小型の「PHOTOCUBE M」は、26×18×16cm、重さは400g。
価格と発売時期
Kickstarterキャンペーンでは、基本的に6種類が用意されている。PHOTOCUBEのみを、Mサイズで59ユーロ、XLサイズで69ユーロで入手することが可能。すべてのPHOTOCUBEには、ショルダーストラップも付いている。バックパックに関しては、大型のPHOTOHIKER 44には必ず大型のPHOTOCUBE XLが付属し、価格は349ユーロ。小型のPHOTOCUBE 24にはPHOTOCUBE Mが付属しており、299ユーロとなっている。それぞれのバックパックには、ブラックとブルーが選択できる。
2ロットが生産される予定で、最初のロットは2022年1月、2番目のロットは2022年4月に出荷される予定。このキャンペーンは、2021年8月28日午後9時(CEST)まで有効。
クラウドファンディング関連の記事の最後に記しているが、クラウドファンディング・プラットフォームでプロジェクトを支援する際には、リスクを認識いただきたい。クラウドファンディング・プラットフォームの規約をよく読み、商品の出荷が大幅に遅れる場合や、開発が中止される場合もある。