Corelは、WindowsベースのビデオNLE、 Pinnacle Studioの最新バージョンを発表した。Pinnacle Studio 25は、Standard、Plus、Ultimateの3つのバージョンで構成されている。ここでは、Ultimateバージョンに焦点を当てている。
この新バージョンでは、初めて8K映像に対応した(Pinnacle Studio 25 Ultimateのみ)。また、AIによるスマートオブジェクトのトラッキングや簡単なマスキングなど、高度な機能にも対応している。
欠点を挙げれば、Pinnacle StudioはMicrosoft Windows専用のソフトウェアなので、Macユーザーには対応していない。しかし、Windowsユーザーなら、Pinnacle Studio 25はよ有用なNLEだろう。
Ultimateバージョンは129.95ドル。Plusバージョンは99.95ドル、Standardバージョンは59.95ドルとなっている。
Pinnacle Studio 25 Ultimate
この新バージョンの概要について、以下のプロモーションビデオがある。
このバージョンの主要な機能は、もちろん8Kに対応していることだが、AIで制御されたオブジェクトトラッキングとマスキングの機能も非常に歓迎すべきものだ。
Pinnacle Studio 25には、セミプロのソリューションにはない様々な機能が搭載されている。例えば、クリップのグレーディングには3ウェイカラーコレクターが使用でき、最大6台のカメラ(Ultimate)に対応したマルチカムも搭載されている。また、スクリーンキャプチャー、360°ビデオ、DVD オーサリング、ウェブカムキャプチャーなどの機能も備えている。
さらに、この最新バージョンには、高度なオーディオコントロール機能が搭載されている。これにより、不要なオーディオの歪みを簡単に除去したり、オーディオをクリエイティブに編集することができる。
特徴
Pinnacleはプロシューマ-をターゲットにしているため、簡単に使用できるように設計されている。これにより、創造性の自由度が制限されることもあるが、前述の通り、すぐに使えるNLEと言える。
Pinnacle Studio 25のUltimateバージョンは、最もお買い得なバージョンだろう。なお8Kインポートが可能な唯一のバージョンだが、配信は4Kに限られる。仕様については、pinnaclesys.comをご覧いただきたい。
多くのプロユーザーは、DaVinci Resolveの無料版のようなNLEを使用するかもしれないが、ビデオ編集やVFXを始めるには、Pinnacle Studioのようなより初心者向けのソリューションの方が良い場合もある。
Link: Pinnacle