IndiegogoにPIQOと呼ばれるポケットプロジェクターが出品されている。これは小さなキューブの形をしており、最大240インチ/200ルーメンの出力で1080pの映像を映し出す。 Androidスマートフォンで操作し、基本的にあらゆるデバイスに接続できる。
PIQOポケットプロジェクターは各辺約5.7cmの立方体で非常に携帯性が高い。Android 7 Nougatのスマートファンで操作し、単独でエンターテイメント機器として使ったり、スマートフォンやパソコンなどにワイヤレスやケーブルで接続することができる。プロジェクターには64ビットのクアッドコアCPUが搭載されており、スマートフォンでもスムーズに動作する。 また長寿命のLEDライトとDLP(Digital Light Processing)技術(詳細はこちら)を使用している。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=22&v=sJUCMmYsN1A
PIQOプロジェクターはフルサイズのHDMIとUSB入力を持ち、Bluetooth 5.0とWi-Fiをサポートしているので、多目的に使用できる。ペアリングはOSに関係なく、Windows、Android、iOS、iMacと接続できる。また、16GBのメモリが内蔵されており、インターネットに接続せずオフラインでコンテンツを視聴することができる。これは必ずしも十分な容量ではないが、必要に応じて外部にUSBメモリを接続することができる。
本体は小さいながらも大きなスピーカーが内蔵されており、高音質な音を出力する。バッテリーも内蔵されており、最大5時間のビデオ再生、または50時間の音楽再生が可能だ。急速充電機能を使用すると、わずか15分充電時間で、1時間のビデオ再生ができる。
プロジェクターの操作は上部のタッチスクリーンでも可能で、ドラッグ&クリックするだけでメディアやアプリを選択できる。スクリーンには、音量、画面サイズ、およびナビゲーションを行うための5つのタッチアイコンがある。 また、YouTubeやNetflixなどはもちろん、Google Playストアの多くのアプリと互換性がある。
PIQOプロジェクターはスクリーンミラーリング機能を備えているだけではなく、地面が平らでなくても、重力センサーによる自動角度調節が可能だ。ボタンを押すだけで、プロジェクターは自動で補正される。この機能は「インテリジェント台形自動補正投影」と呼ばれている。
主な仕様
- 解像度: 1920×1080
- 画像サイズ:最大240インチ(対角)
- 明るさ:200ルーメン
- DLPプロジェクター
- 長寿命LEDライト
- S905 64ビットクアッドコアCortex-A53 CPU
- ハイファイスピーカー
- 16GB内蔵メモリ
- Android 7 Nougat対応
- 接続:Bluetooth 5.0、Wi-Fi、HDMI、USB
- バッテリー:5時間のビデオ再生時間または50時間の音楽再生
- インテリジェント自動補正投影
- 寸法: 5.7 x 5.7 x 5.7 cm
- 重量: 210g
価格と発売時期
価格は325ドル(送料別)だが、個数に応じて割引価格も用意されており、4個セットでは1,050ドル(送料別)で、1個当たり262.50 ドルだ。なお、これはクラウドファンディングキャンペーンであり、購入ではなく投資であることに注意していただきたい。開発がうまくいかなかった場合は、製品を受け取れない場合もある。
なお、このクラウドファンディングキャンペーンはすでに80万ドルを超えたので、資金調達は成功している。 1月27日に終了の予定となっている。納期が2019年3月の予定だが、現在はまだプロトタイプが完成した段階のようだ。2017年11月から開発が進められているが、まだ生産段階でないのが気にかかる。クラウドファンディングプロジェクトでは珍しくないが、出荷が遅れる可能性もあることは知っておいていただきたい。