PortKeysは、DSLR /ミラーレスカメラ用の電子ビューファインダーPortKeysLEYEをリリースした。HDMIで4Kビデオを入力でき、非常にコンパクトなEVFだ。価格は399ドル。
中国のメーカーPortKeysは、多くのモニター機能とカメラ制御機能を備えた、手頃なモニターソリューション機器で有名になりつつある。カメラを制御できるフル機能のBM5モニターが初めての製品だったが、最近ではHDMI対応のLH5Hが製品化されている。
対象ユーザー
PortKeys LEYEは、同社初のEVFではない。同社はSDI / HDMI入力ポートと1080P解像度を持つOEYE-3G EVFをリリースしている。
OEYE-3Gはプロのユーザーを対象としているが、PortKeys LEYEは、独立したビューファインダーは通常使用せず、安価なEVFを使うユーザーをターゲットにしている。
ディスプレイとルーペ
PortKeys LEYEは、有効解像度1440 x 900の2.4インチLCDスクリーンを装備している。ディスプレイは8ビットで、フレーミングに十分な大きさだ。最大輝度は300nit、コントラスト比は1100:1となっている。
写真によると、ディスプレイの前にルーペがあるが、取り外しできるようには見えない。また、広くユーザーに適応できるように、LEYEのルーペは+8から-3視度調整ができる。また、ルーペの背面は丸い形状で、「スポンジアイマスク」が付いており、メガネをかけているユーザーにも配慮している。ただし、「従来型の」アイカップは同梱されていないので、必要なユーザーには問題だ。
サイズとオプション
PortKeys LEYEは非常にコンパクトで、サイズはわずか106 x 70 x78mm。金属製の背面カバーを除いて、ほとんどのパーツはプラスチック製だ。
このカバーには、NATOレールと、ARRIロックピン付きの3つの1/4 “-20取り付けポイントが用意されている。
PortKeys OEYE-3Gと同様に、LEYEにはバッテリーは内蔵されてなく、筐体の右側にあるDC7-24Vポートまたは5V USB Type-Aポートから電力を供給する。従って、Vマウントやゴールドマウントバッテリー、あるいは外部電源を使用する必要がある。
右側の電源入力の上に、最大4K/30pのビデオ信号を入力できるHDMIポートがある。ビデオ出力ポートは用意されていない。
モニタリングツール
EVFの上に、ユーザーがアサイン可能な4つのボタンがある。
他のPortKeys製品と同様に、LEYEには、次のようなモニタリングツールが搭載されている。
- 3D LUTモニタリング
- 波形、輝度、ヒストグラム、偽色、ゼブラ
- ピーキング、ズーム、オーディオメーター
- 十字カーソル、フレーミングガイド、グリッド、アスペクト
- シャープネス、彩度、明るさ、バックライト、ディスプレイフリップ、色合い、色温度調整
価格と発売時期
PortKeys LEYEは現在399ドルで購入できる。直角HDMIアダプター、スポンジアイマスク、ユーザーマニュアル付きのUSBサムドライブ、D-Tap-バレルコネクタケーブルが付属している。
この価格帯でこれだけの機能が付いている製品は他にない。唯一の製品は、499ドルのZacuto ACT EVFProだが、機能がはるかに少ない。
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