PortKeysは、新しい5.5インチのオンカメラモニターLH5Pを発表した。LH5PはHDMI入出力専用。筐体はアルミニウム製で、最大輝度1700 nitと明るく、太陽光下でも視認性に優れる。また Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K / 6Kをワイヤレスでコントロールできる。
PortKeysをは手頃な価格のHDMIおよびSDIオンカメラモニターを専門としている。CineDでは、同社のLEYEビューファインダー、フル機能のSDI / HDMI BM5モニター、手頃な価格のPortKeys P6についてレポートしている。今回、新しい5.5インチHDMI専用モニターPortKeys LH5Pが発売された。このモニターは、昨年リリースされたPortKeys LH5Hの上位機種に当たる。
LH5Hとの共通点
PortKeys LH5PはLH5Hと次のような多くの共通点がある。
- 1系統のHDMI入力と1系統のHDMI出力ポートを持ち、4K DCIで最大24p、4K UHDで最大30p、FullHDで最大60pをサポートする。
- ディスプレイの解像度は1920x 1080で、最大輝度は1700nit。また、メニューはタッチスクリーンで操作する。
- 3D LUTモニタリング、波形、偽色、ゼブラ、ピーキング、ズーム、オーディオメーター、センタークロス、フレーミングガイド、グリッド、アスペクトなどのモニタリングツールも搭載している。
- モニターはPortKeysの工場出荷時にカラーキャリブレーションされているいるが、シャープネス、彩度、明るさ、バックライト、ディスプレイフリップ、色合い、色温度調整などのさまざまな設定を調整できる。
- LH5PはソニーのNP-Fバッテリーで給電するが、USBポートを使用して、Vマウントなどの外部バッテリーからも給電できる。
- LH5HとLH5Pはどちらも、操作系と入出力ポートは同じ。
- 上：4つのアサイナブルファンクションキー、電源スイッチ、およびメニューをナビゲートするための4つのボタン。
- 下：1系統のカメラ制御ミニUSBポート、DC7-24V電源出力ポートとしても機能する5ピンモーターカメラ制御ポート。1 / 4-20インチの取り付けスレッドと、ファームウェアの更新、LUTのロード、電源入力用のUSB Type-Aポートもある。
LH5Pにはカメラ制御モジュールが内蔵されており、BMPCC 4K / 6Kをケーブルまたはワイヤレスでさ制御できる。 LH5Pはケーブルを介してカメラと接続でき、Z CAM、キヤノン、ソニー、パナソニック、ブラックマジックデザインのカメラが現在サポートされている。これにより、LH5Pからカメラの設定や、Rec On/Off、フォーカスコントロールなどができる。
相違点
LH5PとLH5Hは似ているが、 LH5Hの最大の差異の1つは、プラスチック製であること。 PortKeys LH5Pはアルミニウム合金のため、フィールドでの耐性が高くなっている。また、LH5Hは170g に対しLH5Pは250gと多少重い。
なお、LH5Pのディスプレイは5.5インチ（LH5Hは5.2インチ）と少し大きく、モニターの背面に取り外し可能なBluetoothアンテナがある。LH5HのBluetoothモジュールはモニターに組み込まれている。
価格と発売時期
PortKeys LH5Pは現在399ドルで入手可能で、パッケージにはストレートからエルボーへのDC電源ケーブル、カメラ制御ケーブル、セーフティボックス、および説明書付きのUSBスティックが同梱されている。
LH5Hは現在299ドルで100ドル安く販売されている。詳細については、PortKeysのWebサイトを参照いただきたい。
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