PortkeysがLS7Pモニターを発表
Portkeysのブースでサミュエル・ワン氏に、間もなく発売されるPortkeys LS7Pモニターについて伺った。このモデルは、1000ニット、7インチ、1080pパネル、HDMIおよび3G-SDI入出力ポート、カメラコントロールなどを備え、500ドル以下で提供される。
数年前に私がPortkeysモニターに注目したのは、おそらく同社がこの機能を最初に提供した企業のひとつであったため、カメラ制御機能に魅力を感じたからだろう。現在では、Portkeysはあらゆる予算や規模に対応する幅広い製品を提供している。
昨年9月のIBCショーで、同社はBM5 IV WRモニターを初めて展示した。そして今年のNABでは、カメラ制御機能を備えた新しい7インチモニター、Portkeys LS7Pが発表された。
Portkeys LS7P モニター
今後発売されるLS7Pモニターで使用されるディスプレイユニットは、1000:1のコントラスト比と1000ニトの輝度を持つ7インチLCD(1920×1080)スクリーンだ。使用可能な色域は標準的なRec.709となっている。
モニターにはSDIとHDMIの入出力ポートが搭載されている。HDMIは4K 30fps入力と1080p 60fps出力まで対応している。SDIポートは両方とも3G-SDIなので、1080pに制限される。LS7PはSDIからHDMIへのクロスコンバートをサポートしている。

ワイヤレスカメラコントロール機能は、このモデルに搭載されており、Samuel氏によると、Portkeysは、キヤノン C400、C80、ソニー FX6(内蔵NDフィルターのコントロールを含む)など、サポートするカメラコントロールリストに新しいカメラモデルを追加した。
この新しいPortkeysモニターには、従来通り、多くのアシスト機能(ヒストグラム、フォーカスピーキング、フォールスカラー、ベクトルスコープなど)が搭載されている。付属のMOVNORM OSには、ログ露出チャートとタッチフォーカスフレーム機能も搭載されている。
Portkeysは現在、まだテスト段階にある2つの新技術に取り組んでおり、今年後半にリリースされる予定(Portkeysモニターの一部にファームウェアのアップデートとして提供されると思われる)。
- ストップベースのログ・ファルスカラー – これはELゾーンのファルスカラーに似ている。モニター上で確認したい露出レベルを選択できる。
- マルチカメラコントロール

Portkeys LS7Pの筐体はアルミニウム合金製で、重量は409g。モニターは、NP-Fバッテリー、電源ケーブル、またはPortkeysのダミーバッテリーで電源供給できる。最大消費電力は13W、入力電圧は7-20Vで、背面のNP-Fダミーバッテリープレートには、無線送受信機を直接取り付けることができる。
価格と発売時期
モニターの最終的な価格はまだ決定していないが、同社は500ドル未満に抑えることを目指している。