Core SWXは、NAB 2018で新しいバッテリーパックを発表した。汎用の軽量Powerbase EDGEと同社初のNiMH Gold Mountバッテリーパック、Hydracore 100だ。
カメラ用のバッテリーソリューションを専門とする米国の会社、Core SWXは、今年のNABで2つの新製品を発表した。ユニバーサルPowerbase EDGEバッテリーと同社初のNiMHバッテリーパックHydracore 100だ。
Powerbase EDGEの概要
この新製品バッテリーは、8年前に発売された従来のPowerbase 70の後継機にあたる。同社によると、新しいPowerbaseは、より多くの機能を備えていながら、従来品よりも小型になっている。
リチウムイオンバッテリーであるEDGEの容量は49Wh(14.8V DC、3.3Ah)で、Powerbase 70よりも30%小さく、また2種類のマウントオプションを備えている。REDやBlackmagic Design URSA MiniなどV-Mountのカメラに対応する他、パナソニックGH5などのミラーレスカメラには1/4-20ネジマウントで対応する。
さらに、Powerbase EDGEには2系統のUSBと2つのパワータップ(うち1個はSmartTap)、更にユーザーが正確なバッテリーの残容量を分単位で表示するためのランタイムLCDが搭載されている。また、クイックリリースプレートを備えているため、カメラやリグから素早く取り外すことができる。
Powerbase EDGEの主な仕様
- 容量:49Wh(14.8V DC、3.3Ah)
- 外形寸法: 12.95 x 9.14 x 3.94 cm
- 重量: 0.59kg
- 通常使用可能時間:約8.25時間(ソニーα7付属品なし)
- 最大連続出力:8A
Hydracore 100の概要
Hydracore 100は、Core SWXがNiMH技術を使用して開発した最初のバッテリーパック。この製品の開発目的は、制限なく持ち運びできるバッテリーを提供することだった。 Hydracore 100は、リチウムではなくニッケルベースのバッテリーのため、機内持ち込みの制限は適用されず、複数のバッテリーパックを荷物に入れて持っていくことができる。 Hydracore 100は従来の放送機器を対象としているためGold Mount仕様で、100Whの電力で最大10Aを供給することができる。
重さ1.5kg、9.65 x 14.91 x 7.49 cmの大きさで、Core SWXによると、NiMHセグメントの一般的なバッテリーよりも軽く、20%も小型とのこと。このバッテリーパックは、Anton Bauerの充電器と互換性があり、従来から使用されているバッテリーの環境で使用できる。このバッテリーパックには、p-tap、USB、および山稜表示用LCDが装備されている。
価格と発売時期は未定。