DJI Roninを使っているユーザーは多いと思うが、バランス調整に時間がかかりすぎているのではないだろうか?プロキオンのジンバルバランスロケーターはこの問題を解決してくれる優れものだ。
ジンバル方式のスタビライザーは優れた撮影ギアだ。今までになかったようなスムースなカメラ移動を簡単に実現でき、撮影時間の短縮にも貢献してくれる。
しかし一方、その前の準備が大変で、これに要する時間がばかにできない。カメラをマウントし、焦点距離を合わせ、バランスを調整し、バッテリーを交換すると、またバランスを調整し、メディアを交換すると、またバランスを取りなおすなど、こちらで時間がかかってしまうのだ。
プロキオンがこの問題を解決してくれた。簡単な部品なのだが、素早く、正確にバランスさせることができるのだ。
この製品はDJIのRonin-MとRonin-MX用。クレードルやプレートにネジで固定する。カメラを前後に動かして調整する代わりに、ジンバルバランスロケーターのつまみを回して調整する。
調整は極めて簡単だ。プレートクランプを緩めてカメラプレートがバランスするところでジンバルバランスロケーター―をねじ止めするだけ。
従来は幾つもの方向のバランス調整が必要だったが、これを使えば調整の時間が大幅に節約される。収録中でも、バッテリーやメディアの交換後でも、つまみを回すだけで調整が可能だ。
カメラのバッテリーを交換しても、全てのバランスが崩れるわけではないので、カメラを前後に動かすだけで再バランスできる。ジンバルバランスロケーターはミリ単位の調整が可能で、微妙なバランス調整も短時間でできてしまう。
デザインはグライドカムのHDシリーズに使われているスレッドアジャスターを連想させるが、それは普及機のXRシリーズにはついていなかったもので、この機能がプロキオンのジンバルバランスロケーターに搭載されているということだ。
なお、CineMilled Pro Dovetail カメラプレートユーザーは、プロキオンのジンバルバランスロケーターと互換性があるので、そのまま使用できる。
プロキオンのジンバルバランスロケーターはMotiondogsのWebサイトで購入できる。