本格的な照度計は大変高価なものだが、Luxi For Allはスマートフォンを利用するため、安価でかつ非常に使いやすい。またサードパーティのアプリを使用して機能を拡張できる、使える照度計だ。
Luxi For All照度計は、新製品ではない。当初は、2014年5月にKickstarterキャンペーンで発売された。Luxi For AllはLuxi(Kickstarterキャンペーン)の後継で、事実上すべてのスマートフォンで使用できる。
Luxi For Allの概要
Luxi For Allは半透明のドームで、クリップでスマートフォンに取り付ける。ドームがスマートフォンのカメラを覆うように取り付ける。あとはソフトウエアで操作する。
スマートフォンのカメラは、被写体から反射した光の強度によって明るさを測定する。ただし、専用の照度計は、入射光が被写体に当たる前にそれを検出し測定する。これにより、正確に測定することができる。
Sekonicのようなフル機能を持ったプロ仕様の照度計は正確だがかなり高価で、そのような高性能なものがいつも必要とは限らない。Luxi For Allのような安価なものは完璧なものではないが、それなりに使える。付属のアプリは基本的なものだが、これでも十分役に立つ。機能をアップグレードしたい場合は、サードパーティ製のアプリも使用でき、Adam WittのCine Meter II(iOSのみ、App Storeで入手可能)や、Androidユーザーには、Doggo AppsのLux Light Meterもある(Google Playストア)。
オリジナルのLuxiアプリは、iOSとAndroidの両方で利用できる。
価格
Luxi For Allは、わずか25ドル。価値があるかどうかは、各自の判断によるが。簡単に照度を測定したい時などに便利だ。ExposureGuide.comのAttila Kun氏の記事もあるので参考いただきたい(英語)。
その他の選択肢
筆者はSekonic L-758cを使用していたが、もうほとんど使用していない。現在はLumu Powerライトメーターを使用している。(記事はこちら) iPhoneに接続するための照明コネクタを備えており、iOSのみ販売されている。バージョン2もリリースされているが、旧バージョンでも全く問題ない。
使用するスマートフォンのカメラがLuxiと相性が良いか分からないが、Luxiはスマートフォンの内蔵カメラとソフトウエアに依存するため、その精度を定義することはできない。
LumuまたはLuxiは小さなものなので、大きな照度計のように邪魔になることはない。