11月初頭に、RED Digital Cinemaのファームウエアv7.1のダウンロードが開始された。これには、RED DSMC2シリーズカメラで要求されていた機能と、v7.0.4からの修正が含まれている。ファームウエアは事前のアナウンスがされないままREDのウェブサイトからダウンロードされた。しかしリリース後のユーザーのレポートによれば、カメラが使えなくなってしまったようだ。
ファームウエアアップデートの問題点
当初、リリースされたファームウエアにより、多くのREDユーザーが混乱し、多大な迷惑を被った。個人的な観点から言えば、私ならよほど必要な機能が追加されたのではない限り、自分のRED Weapon 6KCカメラに安易に新しいファームウエアをインストールするようなことはしないだろう。
しかしさすがにREDはユーザーの声を素早く聞き、これらの問題に迅速に対応した。 11月6日、RELEASE CANDIDATE 7.1.0.1rc1がリリースされ、11月15日に7.1.0.1rc2が続いた。その後、11月28日にDSMC2 Release Build v7.1.0.1を公開した。しかし、この経験からも学べるように、ファームウエアのアップデートで問題が生じる可能性があるので、良く見極める必要がある。
v7.1.0.1リリースノート
DSMC2 Release Build v7.1.0.1ファームウェアに含まれている修正およびアップデートの全リストについては、下のリンクから確認できる。
http://www.reduser.net/forum/showthread.php?172403-DSMC2-Release-Build-v7-1-0-1
アップデートはよく考えて
最新のファームウェアがリリースされるとすぐにアップデートしたくなるものだが、これは自身の責任で行わなければならない。また、正式な「リリース」とされていても、カメラをアップデートする前に必ず内容をチェックすることをお勧めする。チェックは何度してもやりすぎることはないだろう。特にプロジェクトの途中でアップデートするのは危険だ。最悪の場合、クライアントの前で動かなくなる。少なくとも、良い方向にはいかないだろう。
v7.1.0.1のダウンロードはこちら。
https://www.red.com/downloads/
最後に、私は状況が分かるまでアップデートはしないつもりだ。