NLEのプラグインを開発しているRed Giantは、すべてのツールが年間定額制で使える「Red Giant Complete」を発表した。
Red Giant Completeの概要
価格はプロ使用の場合599ドル/年、学術使用の場合299ドル/年。これはAdobe Creative Cloudと同じ価格であり、Final Cut Pro Xのライセンス料の2倍にあたる。プラグインのセットを購入すると$ 3,500になる。
すべてのツールはAfter Effectsで動作し、一部のツールは他のアプリにも対応している。Adobe Premiereは完全にサポートされており、Final Cut Pro Xにもそこそこ対応している。それ以外では、少し制限されているが、完全に使えないわけではない。残念ながら、AvidとDavinciに対してはかなり制限されている。
必要なソフトウェアが1つだけの場合は、購入するほうが依然としてお得だ。個々のソフトウェアパッケージは、引き続きWebサイトで入手できる。しかし、パッケージの価格が999ドルになる場合は、購入よりもお得だろう。
対象アプリ
Red Giantが作成したすべてのツールとプラグインが含まれている。これは5つのソフトウェアの「スイート」であり、合計113のツールがある。 Trapcode Suiteは、パーティクル(粒子)3d vfxスイートで、流体、パーティクル、オブジェクト、ライトなどを簡単に生成できる。 Magic Bullet SuiteにはLumetriよりはるかに優れたカラーおよびグレーディングツールがある。 Universe Suiteには、ユニークなテキスト生成やアニメーションから、手ぶれやグリッチFXまで、ビデオ制作に必要なすべてのツールが含まれている。 VFX Suiteはシームレスな合成と追跡が可能で、Shooter Suiteは映像のダンプ、処理、バックアップを支援する。
定額制は有用か?
Red Giantは、様々な規模やスタイルのワークフローに対し優れたツールを提供している。これを低額で使うか購入するかは迷うところだ。ただ、このパッケージは明らかに、パワーユーザー向けだろう。自分がそうであるなら、定額制はもちろんお得だ。既にRed Giantユーザーなら、チェックアウト時にコードRGC50(またはアカデミック購入の場合はRGC50A)を使用して、1年目を50%割引することもできる。(2月1日まで)。