REDのスマートフォンHYDROGENについては以前紹介した。昨日REDの創設者のJim Jannard氏がReduserに投稿した内容を含めて、情報をアップデートしよう。
投稿のキーポイント
ディスプレイ – Regularと4V(「3D画像よりも優れている」)の2モード
Jim Jannard氏によると、通常のスマートフォン(2560X1440)のような2Dモードと、ホログラフィックモードを意味する4Vモードの2つのモードが選択できる。4Vモードでは画面が多少暗くなるが、3D表示になる。3D用眼鏡は必要ない。Jannard氏は「書いて説明できるものではなく、実際に見ていただくしかない。これまで見た人は息をのむか、毒づくか、またはただただ笑うかだった。すべての反応を記録しておきたい」と言っている。
サウンド -マルチチャンネル空間サウンド
Jannard氏は、スマートフォンのサウンドは映像と同じほど印象的と述べている。これも聞くしかない。
デザイン
REDは、機械的で武器のようなスタイルのカメラデザインでも知られている。Jannard氏が「地獄のようにクールだ」と言っているように、HYDROGENでもこのスタイルを継承している。
主な仕様のアップデート
プロセッサ:Qualcomm Snapdragon 835x
重量: “Think Solid”という言葉は、ほとんどの5.7 インチスマートフォンより重く、大きいことを意味している。一部の人にとっては重いのが良いのかもしれないが、重いスマートフォンを望んでいる人は稀だろう。
内蔵バッテリー:4500mA!明らかに、ヘビーデューティな処理をするには、膨大なバッテリが必要だ。
撮影オプション:他のモジュールを使用せずに、スマートフォンで3Dから4Vまで撮影できる。
Jannard氏は、HYDROGENで4V撮影する方法について、包括的な記事を別途掲載する予定と付け加えている。
REDがスマートフォンを作るのは初めてなので、スマートフォン自体の機能は大丈夫かと心配になる。たとえば、音声通話の品質などだ。簡単に聞こえるが、現在のスマートファンメーカーでさえ、まだ十分ではない。
4Vの解像度とは?
Jannard氏によると、その答えは複雑だ。 4Vファイルは2Dファイルと同じ解像度とのこと。解像度の認識は様々だ。 「2Dの水平解像度は、レイヤーに分割されているが4Vはまったく違った感じです。すべてのピクセルは存在しますが、ピクセルを“見る”のではなく、あなたはイメージに没頭します。それはかなり壮観です。解像度をウリにしてきた身としては、私は絶対に2Dより4Vを取ります」とJannard氏は語っている。
HYDROGENでの4V映像のシェア
4Vコンテンツの共有は、専用ソーシャルメディアパートナーを通じて行なわれる可能性が高いだろう。 Jannard氏は特定のソーシャルメディア会社について言及していないが、おそらくそれは主要メディア企業によって行われるだろう。投稿には「私たちはすぐにソーシャルメディアパートナーを発表することができます。HYDROGEN 4Vをサポートしている会社は期待できます。また、HYDROGENネットワークに独自のチャンネルを設定することもできます。あなたの4Vプロジェクトを売却したり、無料で譲り渡したりすることができます。」と書かれており、さらに、Jannard氏は次のような文を追加して投稿を更新した。「4Vコンテンツを作成する方法と、HYDROGENネットワークを構築する方法について、製品リリース前に詳しく説明する予定です。私たちは皆さんがこれで撮影することを期待しています。」
キャリアサポートと発売時期
これは、キャリアごとに契約が必要となるため、開発を進める上でボトルネックになっているようだ。 この理由で出荷日が後退しているようで、今年の夏を目標にしている。
デモ
投稿で述べられているように、REDはRED StudiosでHYDROGEN Dayを開催し、おそらく4月にこの技術をさらに検証する予定だ。
Jannard氏の投稿は、「あなた方を失望させることはありません。」という言葉で終わっている。