RED Komodoファームウェア1.2ベータ版がリリースされた
RED Komodoカメラの出荷は遅れているが、新しいRED Komodoファームウェア1.2ベータがリリースされた。このアップデートでは、新しいREDCODE RAW LQ記録形式、事前記録機能、SDIオーバーレイ、カメラ内プリセットメニューなどの改善が行われている。
RED Komodo
RED Komodoの白や色付きの筐体モデルはベータバージョンで、ここ2か月間出荷されている。幸運なユーザーはすでにこれを手にしている。今回のベータ版は限りなく量産品に近いものと思われる。
以下はRED Komodoについて簡単な要約。
- Super 35 6Kセンサーとグローバルシャッター、フェーズ検出オートフォーカスを備える。
- 6K 17:9(6144×3240)で最大39.96 fps、6K WSは47.95 fps、4K 17:9は59.94 fps、2K 17:9は119.88 fpsで記録。最大ISOは12800。
- RED Komodoは、CFast 2.0カードにREDCODE RAW / R3DおよびApple ProResで記録。
- レンズマウントは、Canon RFマウント。なお、Canon RFからEFへのレンズアダプターを使用できる。また、Komodoは将来アナモフィックレンズをサポートする予定。
- 1つまたは2つのCanon BPバッテリーで電力を供給。DC 12V(LEMO)入力ポートもある。
- カメラの上部にタッチスクリーンコントロール付きの小さな内蔵LCDスクリーンがある。カメラの背面に4K 6Gまたは12G SDI出力ポートがある。また、SmallHD Focus Pro 5″などのモニターは、EXTポート経由でKomodoを制御できる。
- 内部マイク、3.5mmジャック入力、およびヘッドフォンジャックがある。
- カメラはWiFi経由でライブストリーミングでき、スマートフォンで制御できる(現時点ではiOSのみ)。
- 小型軽量。4x 4 x 4インチで、重さは2ポンド未満。
- ボタン:側面にオン/オフスイッチ、電源/ステータスインジケータ、記録ボタン、タリーライト、メニュー、メニュー選択のアップ/ダウン、機能セット、再生、バッテリー用の2つのイジェクトボタン、メディアコンパートメント。
- 1/4″ -20、カメラの前面の4X M4、フォーカスフックの1X M3の各ネジ穴を用意
REDはまた、RED Komodoファームウェア1.2を導入した。
RED Komodoファームウエア1.2 Beta
RED Komodo Firmware 1.2ベータには、以下の改善がされている。
- ON / OFFできるSDIオーバーレイ。
- 必要な数の構成を保存できる新しいカメラ内プリセットメニュー。
- 野生動物などの撮影に有用な事前記録機能(最大5秒)。
- 拡大機能。
最も重要な新機能の1つは、HQ / MQモードに加えて、REDCODE RAW LQ(低品質)記録形式だ。 512GB CFast 2.0カードに、REDCODE RAW LQで1時間17分録音できる。 MQ(中品質)では47分、HQ(高品質)では30分となっている。
次のファームウェアアップデートでは、オートフォーカス機能にさらに改善する予定。量産品の出荷を期待したい。