RED Komodoは、6KアナモフィックR3D撮影、6K 2:1形式、ライブストリームサポート、FTPSリモートオフロードなどの機能を追加するファームウェアアップデートv1.5.0ベータをリリースした。アナモフィックモードに必要な新しいバージョンのRED CINE-X Proもアップデートされる。
RED Komodoが正式にリリースされてからすでに数か月が経ったが、待ち時間はまだ長いようだ。 バグを修正のファームウェアアップデートは数回あったが、今回バージョン1.5.0ベータがリリースされた。
ファームウェアV1.5.0 Beta
v1.5.0の新機能を使用するためには、REDCINE-X Proソフトウェアも新しいバージョンV52.3.50721をインストールする必要がある。 Komodoアナモフィックのサポートを追加し、次のバグを修正する。
- 一部のコントロールが変更されたときに画像が更新されない。
- GPUデコードが有効になっている場合のカメラセンサーフリップサポートの問題。
- オーディオ自動一致フォルダを選択するときにエラーが発生する可能性。
REDCINE-X Professional Build V52.3.50721は、現在無料でダウンロードできる。Windows(64ビット)バージョンはこちら、macOSバージョンはこちら。
RED Komodoのv1.5.0ベータファームウェアに関しては、REDからのリリースノートがある。
- 6KアナモルフィックR3Dサポートを追加(REDCINE-X PRO v52.3以降が必要)
- 6K 2:1フォーマットを追加
- ライブストリームツールと拡大サポートを追加
- リモートオフロードのFTPSサポートを追加
- 4チャンネルオーディオサポートを追加
- WiFiスキャンのサポートを追加
- Prismビューファインダーモードを追加
- CanonRFレンズコントロールリングのサポートを追加
- 相互同期のサポートを追加さ(例:Genlock 30P、SDI 60P)
- オフスピードオーディオのBWAVサポートを追加
- インフラストラクチャモードに静的IPサポートを追加
- Exascend CFast512GBおよび1TBを承認済みリストに追加
- 再生中の断続的な「クリップの読み込みエラー」を修正
6Kアナモフィックモードは6:5 2x、4:3 2x、4:3 1.8x、3:2 1.8x、3:2 1.6x、16:9 1.5x、17:9 1.3x、および17:91.25xが可能。 また、新しいベータファームウェアのいくつかの問題や制限を回避するのに役立ついくつかの操作上の注意も公開されている。
- ライブストリームとLCDを2K、4K、または5Kで拡大すると、ライブストリームがフリーズする。カメラを再起動すると再度有効になる。
- RFレンズフォーカスレンジスイッチは現在サポートされていない
- 警告メッセージは、未承認のメディアとバッテリーで発生する。
また、カメラのファームウェアの更新手順のリストも公開されている。
- アップグレードフォルダ(upgrade.binファイルを含む)をCFastカードの最上位ディレクトリにコピーする。
- カメラの電源を入れ、CFASTカードをKOMODOメディアスロットに挿入する。
- [メニュー]> [メンテナンス]> [アップグレード]に進み、[OK]を選択する。
- カメラは2段階のアップグレードプロセスを開始し、カメラを自動的に再起動する。
- カメラが再起動してアップグレードプロセスが完了し表示されたら[再起動]を選択する。
- [メニュー]> [カメラステータス]> [カメラ情報]に移動し、カメラの起動後にファームウェアバージョンを確認する。
ファームウェアは、RED Digital CinemaWebサイトからダウンロードできる。