先日リリースされたファームウェアバージョン1.6.4により、RED KOMODOにタイムラプスモードが正式サポートされる。このアップデートでは、新しい記録モードに加えて、アンダークランクのフレームレートのサポートとその他のバグフィックスが行われた。この新しいファームウェアは、現在、すべてのユーザーが無料でダウンロードできる。
数ヶ月前、RED V-RAPTORのベータ版ファームウェア・アップデートについてレポートしたが、このアップデートにより同社のフラッグシップカメラにタイムラプス機能が追加された。このリリースと同時に、CEOのJarred Land氏は、RED KOMODOにも間もなく同じ機能が追加されると発表していた。
REDはその約束通り、11月末のファームウェアバージョン1.6.1(ベータ版)で初めてタイムラプスモードがテスト利用可能になり、今回ファームウェア1.6.4のリリースで正式にサポートされることになった。
RED KOMODO ファームウェア 1.6.4とタイムラプスモード
私のKOMODOにはまだファームウェア1.6.4をインストールできていないが、11月のベータ版リリース以来、新しいタイムラプスモードをテストしている。その経験から、この機能は非常に直感的で使いやすいと認めざるを得ない。
このカメラには、プロジェクト設定メニューの下に「モーション」と「タイムラプス」の2つの異なる記録モードが用意されている。タイムラプスモードを選択すると、さらに詳細な設定が可能になる。さらに、液晶画面上の録画ボタンのアイコンが、時計のようなものに変化する。
インターバルの時間だけでなく、各インターバルで撮影するフレーム数もユーザーがコントロールすることができる。例えば、標準的なタイムラプスビデオを撮影するために5秒ごとに1フレームを撮影したり、2秒ごとに10フレームのクリップを撮影するように設定することができる。
さらに、最大記録フレーム数の制限を設定することも可能だ。フレーム制限値を入力すると、カメラは自動的にタイムラプスの最終的な再生時間を計算する。
KOMODOのタイムラプスモードで最も気に入っていることのひとつは、REDCODE RAWの柔軟性が保たれていることだ。カメラはタイムラプスを.R3Dファイルとして保存し、すべてのRAW設定にユーザーがアクセスできるようになっている。
追加機能およびバグフィックス
新ファームウェアでは、タイムラプスモードの導入とともに、アンダークランクフレームレート記録への対応も追加された。これにより、ユーザーは、プロジェクトタイムベースよりも低い記録フレームレートを設定することができ、それは早送り効果になる。
その他の改善点は以下の通り。
- シンクアウトとタリーGPIOのサポート
- ビープスピーカー音の導入
- Peripheral Upgrade」メッセージの追加
- クリップのメタデータにBMWAVのファイル名を追加
- RFレンズの焦点制御の改善
さらに、新ファームウェアでは、以下の不具合を修正している。
- 電源投入時、USB-C静的IPアドレスの不備
- 起動時のデータ/時間がリセットされる
- RF 800mm F11 IS STMレンズのF11.3が2回表示される
- SDIオーディオでチャンネル3/4のみ重畳される
- ユーザーが入力したシャッター角度のクランプ
価格と発売時期
RED KOMODO用の新しいファームウェアは、REDのウェブサイトから無料でダウンロードできる。専用ページには、アップグレードするための手順が記載されている。