RED Komodoは、非常に小さな筐体に収まった、新しいSuper 35mm 6Kシネマカメラだ。最初のプレリリースカメラはカスタムカラーで出荷されたた。Komodoユーザーによる最初のテストとサンプル映像が公開されている。
前回のRED Komodoアップデートの記事から2週間以上が経過した。出荷が始まって、Komodo周辺の動きが活発になってきた。現在Komodoに関する最新ニュースは、Jarred氏のInstagramアカウント、REDuserのKomodoセクション、REDコモドFacebookグループがある。
https://www.instagram.com/p/CAl9zHyh7Ge/
数日前、Jarred氏が新しいバージョンのRED CONTROLアプリの簡単なデモを投稿した。アプリはKomodoをコントロールし、カメラからの画像をほとんど遅延なく表示できるようだ。
初期出荷が始まる
Jarred氏が述べているように、REDはストームトルーパー(白バージョン)の出荷の前にカスタムカラーで少数を出荷した。色はオレンジに見えるが、REDは「グロスマンゴールド」と呼んでいる。次のプレリリースカメラは黄色になりそうだ。
最初のコモドを手に入れたユーザーの中に、Phil Holland氏とPhilip Grossman氏がいた。二人とも、意見を投稿し、Komodoについての質問に答え始めている。 Phil Holland氏がREDuserでスレッドを作成し、Komodoでの発見を共有している。 Philip Grossman氏は、すでにいくつかのサンプルクリップと自分のRED Helium 8Kとの比較をYouTubeチャンネルに投稿している。
Phil Holland氏が書いているように、REDCODE RAWファイルの他に、ProRes MOVファイルで撮影できる。これは、4Kと2KでHQおよび422で撮影できる。 Phil Holland氏によると、両方を同時に記録することはできない。
プレリリースモデルでは、現在使用可能な解像度とフレームレートは次のとおり。
- 6k full sensor @ up to 40fps
- 6K wide (2.4:1) @ up to 48fps
- 5k full sensor @ up to 48fps
- 4k full sensor @ up to 60fps
- 2k full sensor @ up to 120fps
Phil Holland氏は、Komodoでセンサーキャリブレーション(ブラックシェーディング)もテストした。ブラックシェーディングは基本的にセンサーとピクセルのチェックであり、センサー固有の固定パターンノイズを相殺するためのキャリブレーションマップを生成する。 RED DSMC2カメラの場合、キャリブレーションの「K」あたり約1分だった(RED Monstro 8Kでは8分)。 RED Komodo 6Kはこの点で多少短時間になり、センサーのキャリブレーションは1.5分未満で完了した。
Phil Holland氏は、Komodoでさまざまなレンズもテストしている。氏はすでに100以上の異なるレンズをテストしたとのこと。
時間があれば、Scott Balkum氏のYouTubeチャンネルでライブストリーミングされた6時間(!)のRED Komodo Owners Q&Aビデオを見ることができる。氏の他に、Phil Holland、Tim Daust、Curtis Boggs、Phillip Grossmanの各氏もビデオに出演している。 RED Digital Cinemaの社長Jarred Land氏もしばらくの間参加し、Komodoに関する背景情報を共有した。
Jarred氏によると、REDはKomodoに約5年間取り組んできた。そのコンセプトは、より優れたクラッシュカメラを映画製作者に提供することだった。どこにでも入っていけるほど小さいが、ポストプロダクションで柔軟に編集でき、GoProよりも大きなシネマカメラとのインターカットが可能なRAW記録できるカメラだ。
アクセサリー
Jarred氏の別の会社である Global Dynamics United(GDU)は、REDカメラ用のアクセサリーを製造している。同社は既に、Komodo用のアクセサリーを発表している。
最初のKomodo用アクセサリーは、79ドルのKomodoモニターマウントだ。マウントはカメラとモニターの間に位置し、前後の傾きを可能にする。 GDUによれば、テンションボルトシステムは、しっかりとしたヒンジで、緩みを防いでいる。モニターマウントは、SmallHD 5シリーズとPortkeys BM5で使用するように設計されているが、モニターの下部に1/4インチ-20のネジ穴があればほとんどのモニターで使用できる。
GDUのもう一つのアクセサリーは、Komodoサイドマウンティングブラケットで、価格は39ドル。これはリバーシブルでカメラのどちら側にも取り付けることができ、ハンドルやその他のアクセサリーを取り付けることができる。複数の1/4″ -20スレッドと3つの3/8″ -16ねじれ防止スレッドがある。すべてのブラケットには、カメラの本体に取り付けるための2つのM4ネジが含まれている。
これらのアクセサリーは比較的早く完売しており、次のロットは6月末までに出荷される予定。
KipperTieもKomodo用のアクセサリーを製作しており、PL-RFマウントアダプターを発売している。さらに、ベースプレートがなくてもPLマウントレンズをサポートできるChinstrapと呼ばれるマウントブラケットを提供している。
KipperTieはPLからRFへのシンプルなアダプターを発売しており、またRevolvaはNDフィルターカートリッジを挿入するための同社のシステムだ。 KipperTie のKomodoアクセサリーの価格はまだ発表されていない。
他のメーカーもKomodo用のアクセサリーを開発中で、間もなく発表されるだろう。
なおこの記事の写真はPhil Holland氏のサイトから転載している。