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RED Komodoの開発状況

RED Komodoの開発状況

REDCEOJarred Land氏は、同社の新製品RED Komodoの開発状況について、InstagramREDUSERフォーラムで情報を発信している。そこで、Komodoの近況についてまとめてみた。

REDKomodo_Featured

Image credit: Jarred Land

RED Komodoの概要

今年の8月に、Jarred Land氏は新しい「手頃な」カメラであるRED Komodoについて語っている。 またInstagramで、いくつかの写真が公開された。更にREDUserフォーラムには200ページ以上のスレッドが立っている。そこから以下のような概要が見えてくる。

  • DSMC3ではなく、DSMC2の後継機でもない。
  • 8K VVではない。 KomodoのセンサーはDragon / Helium / Gemini / Monstroではない。
  • 4K SDI出力ポートはあるが、HDMI出力ポートは搭載していない。また、XLRポートはないが、3.5mmマイク入力とヘッドフォンジャックを備えている。
  • 専用の記録メディアを使わない最初のカメラで、CFastカードに記録する。
  • 別のREDカメラに接続する「モジュール」は無い。
  • 価格は約5000~6000ドルで、RED Hydrogenのユーザーは、割引価格になる。
  • キヤノンRFレンズマウントを備えており、固定レンズではない。
  • 重量は2ポンド(約900グラム)を超えない。大きさはどの一遍も4インチ(約10.1cm)以下の箱型。

さて、最新の情報を見てみよう。

REDKomodo_01

RED KOMODO camera. Image credit: Jarred Land

6Kセンサー

REDUserへの最近の投稿で、Jarred Land氏はRED Komodoセンサーとカメラ機能について新情報を発表した。それによると、Komodoは27.03 x 14.25mmのKomodo 6K S35センサーを搭載する。このセンサーは「従来の」S35センサーよりも進化したもののようだ。この新しいKomodo 6Kセンサーについて、Jarred Land氏は次のように述べている。(要約)

Ravenや(ブラックマジックの6KやZ2 6Kなどを含めた)その他の「小さい」S35センサーの場合のように、クロップファクターを心配する必要はない。Komodoはまったく新しいピクセル(センサー)を採用しており、センサーの有効範囲ははるかに広く、27.03 x 14.25mmとなっている。したがって、クロップする必要がある場合、はるかに広い範囲から行うことができる。

また、Phil Holland氏は自分のWebサイトで、formatCompareツールを使い、RED Komodoの実際の視野と他のREDカメラとを比べ分かりやすく解説している。

 

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Image credit: Phil Holland

またKomodoはグローバルシャッターモードを備えており、フルサイズセンサーで、最大6K/40fps、6K WS /50fpsをREDCode RAWコーデックで記録する。アナモフィック記録もサポートしている。

また、REDカメラで初めて位相検出オートフォーカスを搭載する。 キヤノンRFマウントを採用するが、デュアルピクセルAFまでは搭載しないと思われるが、このレンズマウントの利点を最大限に活用していることを期待したい。残念ながら、Jarred Land 氏はニコンZマウントにはまったく興味がないと述べている。

 

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Image credit: Jarred Land

ディスプレイとI/O

RED Komodoの上部には、小さなカラーディスプレイが搭載されており、使いやすいUIでカメラをコントロールできる。ディスプレイの横には5つのファンクションボタンがあり、画面の上にある小さなピンは、pogoコネクタではない。 Jarred Land氏は以下のように述べている。(要約)

Hydrogen用のピンを上部に追加したが、これを他のスマートフォンにも対応するようにした。まだ正確に決定していないが、少なくとも起動時に別のスマートフォンが行う「特別な」何かを行うので、Hydrogeプロジェクトを中止した今、非常にスリムになった。

したがって、これらのピンの情報はあまり明確ではないが、追って明確になるだろう。

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Image credit: Jarred Land

カメラの背面には、ホットスワップ可能なキヤノンのBPスタイルのバッテリースロットが2つある。BPバッテリーは、キヤノンのC300 Mark II / C200 / C500 Mark IIに使用されているものと同じものだ。これらのバッテリーは安価ではないが、汎用性の面では有用だ。

価格と発売時期

RED Komodoは2020年までに発売される見込みはなく、価格は5000〜6000ドルとされている。Hydrogenを購入した顧客は、割引価格が適用される。

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