Ribcage RX0はBack-Bone Gearが、ソニーRX0を改造してマイクロフォーサーズ(MFT)のレンズマウントと着脱できるIRカットフィルターを搭載し、レンズ交換式カメラにしたもの。付属のアダプターを介してCマウントレンズにも対応する。現在予約受付中で、3月初めに出荷を開始する予定。
Back-Bone Gearは、アクションカメラの改造を専門とするカナダの会社で、同社はGoProやYiアクションカメラの改造モデルも提供している。元の魚眼レンズを取り外し、小さなM12またはCマウントレンズ用のレンズマウントを装着する。今回同社はRibcage RX0と呼ばれるソニーのRX0の改造版もラインアップに追加した。これによりRX0にMFTレンズが装着できるようになる。
以下は、ソニーRX0の主な仕様。
- 1インチ15.3 メガピクセルCMOSセンサー
- HDMIから4K UHDを出力し非圧縮で外部記録可能
- 内部で1080p 24/25/30/50 / 60fps、720p / 120fps記録可能
- 1000fpsまでの超スローモーション
- ISO 80 – 12800
- 最大1/32000秒のアンチディストーションシャッター
- S-Log 2
- 24mm(35mm換算)f / 4固定絞りレンズ
Sony RX0の記事はこちら。
新たに装着されたMFTレンズマウントでは、レンズに電力は供給されず、カメラとレンズ間の通信はできない。したがって、手動MFTレンズ専用となる。パッケージにはCマウントアダプターリングが付属しているので、Cマウントレンズの使用も可能だ。他のマウントアダプターは付属していないが、同社は適切なアダプターを使用して他のレンズも使用することができるとしている。
Ribcage RX0には着脱できるIRカットフィルターも含まれている。
Ribcage RX0主な仕様
- MFTとCマウントに対応
- オプションのアダプターでSLRレンズなどを使用可能
- 1/4-20と3/8-16 UNCスレッドを搭載した三脚マウント
- 内部フィルターホルダーと着脱可能なIRカットフィルター
- ワイヤレスあるいは有線マルチカメラ制御
- Wi-Fiカメラコントロール(Android / iOS)
- スマートフォンで最大5台のカメラを制御
同梱品
- MFTマウント搭載の Modified RX0カメラ
- Cマウントリング
- 1 / 4-20と3 / 8-16の両方のスレッドを備えた三脚マウントプレート
- 充電ケーブル(マイクロUSB)と壁面プラグ
- IRカットフィルター
- divider system付きカスタムバックボーンGOcase
- メモリーカードプロテクターブラケット
- リストストラップ
- NP-BJ1バッテリー
保証書を読む限り、保証は元のカメラ全体ではなく、変更点のみに対してのようで、カメラ本体の故障はどこが保証してくれるのか不明だ。この変更を行うと、ソニーの保証が無効になる可能性がある。こちらで保証条件を読むことができる。
この変更はかなり悩ましいものだ。レンズを交換することで撮影の柔軟性を高めることができるが、本来の可搬性と耐久性を失う可能性があるからだ。
Back-Bone Gearは現在Ribcage RX0のサンプル映像の制作に取り掛かっている。
価格は$ 1,099で、Back-Bone Gearは現在予約注文を受けている。最初のユニットは3月初めに出荷予定。