リコーはTheta V UHD 360カメラを、成長急な360°カメラマーケットに投入した。ライブストリーミング、3D空間オーディオ、40分の内部UHD4K記録など、注目すべき360°カメラだ。以下、詳細を解説する。
Insta360 Oneの興奮もさめやらないが、今度はリコーがTheta Vを発表した。 従来の同社の360°カメラの使い慣れた形状を踏襲しているが、仕様面では目覚しい進歩を遂げている。ボディの両側には2つのf / 2レンズと12メガピクセルのCMOSセンサーが搭載されており、360度のUHD4K(3840×1920)映像を撮影することができる。
サンプル映像
Theta VではUHD4Kのライブストリーミングも可能とされているが、まだどのプラットフォームかについての情報は無い。着脱できるメモリカードスロットがないため、プロフェッショナル向けにこのカメラを使用するのは限られるが、19GBの内部メモリーのデータ転送速度が向上しており、H.264で4K映像を40分記録できる。
オプションの3Dオーディオマイクロフォンが用意されており、360°空間オーディオを記録することも可能。昨年末Ossic Xヘッドフォンでも紹介したが、360°オーディオは、正しく録音され、正しくミキシングされると、本当に素晴らしいサウンドになる。
以前のモデルと同様、無料のiOSとAndroidアプリを使用して、手動で設定することができる。
主な技術仕様
- 最大解像度:3840×1920
- インターバル記録モード
- 重量:121グラム
- 3Dオーディオマイクロフォン(オプション)
- 水中ハウジング(オプション)
- バッテリー持続時間:ビデオ80分、静止画3000枚
- 写真の解像度:5376 x 2688(12メガピクセル)
価格は、360°カメラとしてはプレミアムな位置付けだが、軽量で使いやすいカメラで、リコーのオリジナルのステッチング技術も採用されている。Ricohカメラのファンにとって注目すべきカメラだろう。
Theta Vの価格はアマゾンで50,600円、発売予定は9月15日とされており、予約注文が可能。
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