スマートフォンで本格的な映像を撮影するユーザーが増えている。しかし、外部マイクの取り付けが面倒だったりするため、音声にまで気をつけて撮影しているケースはまだまだ少ない。そこで今回はiPhoneにフィットする新しいRØDE Videomic ME-Lを紹介しよう。
RØDE Videomic ME-Lは従来のVideomic MEと非常によく似ているが、このLバージョンはLighningコネクタ専用に設計されている。これは、カーディオイドポーラーパターンマイクが内蔵されており、ヘッドフォンジャックも付いている。また、同社のウインドジャマーWS-9が付属する。
RØDE Videomic ME-Lの概要
数年前のiPhoneから3.5mmヘッドホンジャックは省かれており、外部マイクを接続するのが難しくなってきた。一方、ビデオ機能はここ数年の間に劇的に進化し、iPhoneでの撮影が一般化してきた。このような背景から音質への要求も高まったため、RØDE Videomic ME-Lが開発された。下はプロモーションビデオ。
Videomic ME-Lは、Apple Lighningコネクタを装備しており、前向き、後ろ向きの取り付けが選択できる。ブロガーにとって、これは便利な機能だ。また、デジタル接続されているため、iPhoneのオーディオ回路をバイパスし、高音質で入出力できる。
なお、Videomic ME-LAには3.5mmヘッドフォンジャックが背面に装備さており、オーディオをモニターすることができる。必要なら、これで音楽を聴くこともできる。マイクのマウント部は調整可能なので、Lightning コネクターを持つiPhone 、iPad、iPodに適合する。
主な機能
Videomic ME-LAに使用されているのはカーディオイドポーラーパターンマイクで、集音時は後部の音を極力拾わないようになっている。給電はLighningコネクタ経由で行われ、バッテリーは必要ない。
1/2 “コンデンサーマイクロホンカプセル以後のオーディオ回路は、44.1kHzまたは48kHz 24ビットで音声をデジタル化し、Lighningコネクターと、D-A変換して3.5mm ジャックに同時に送る。これにより、記録中の音声をモニターすることができる。
ユニットは黒色のアルマイトアルミニウム製で、大きさは73.5×20.2×25.7mm(L x W x H)、重さは28グラムだ。
価格と発売時期
Videomic ME-Lは来月発売予定。価格は従来のVideomic MEと同じで79ドルとされている。以下は、実際に使用している(広告だが)ビデオ。
Link: rode.com
Appleが将来すぐにUSB-CコネクタでLightningコネクタを置き換えてしまわないか気がかりではある。あるいは、Videomic ME-C(?)を待つほうが良いだろうか?また、iPhoneがジンバルにマウントされている場合でも問題なく装着できるのかも心配なところではある。発売されたら確認してみたい。
なお、RODEではiPhone用のLightningコネクタ対応ステレオマイクも発売している。