RØDE WirelessGO IIシステムは、無料のファームウェアアップデートを行った。TXをRXに接続する必要なしに、スタンドアロンのオンボードオーディオ録音、送信機のLED輝度調整、低感度モード、および電源ボタンでマーカーをオンボード録音に手動でドロップすることができる。
Wireless GoIIはコンパクトサイズのワイヤレスオーディオシステムで、2021年2月に発表された。最も注目すべき更新は、2つの送信機からのデュアルチャネルシステムのサポートが追加されたことだ。
今回、RØDE WirelessGO IIのファームウェアアップデートがリリースされたのでレポートする。
スタンドアロンのオンボードレコーディング
新しいファームウェアの新機能は、スタンドアロンのオンボード録音だ。以前は、ワイヤレスGO II送信機ユニット(TX)は、受信機(RX)に接続するとすぐに内部で録音を開始していた。更新されたRØDE Centralアプリ内でアクティブ化されると、送信機の電源がオンになるとすぐにオンボード録音が開始され、オフになるまで録音が続行される。これによりWireless GOIIをコンパクトなフィールドレコーダーとして使用できる。ただし、この機能は、非圧縮モードで録音する場合にのみ機能する。各送信機にはメモリが内蔵されており、最大7時間の非圧縮オーディオ録音に対応できる。
さらに、このアップデートにより、送信機のLED輝度調整が可能になる。送信機は撮影中にLEDの光が邪魔になることがありく、特に暗いシーンでは目立つため、調光できるようになった。
送信機の低感度モード
また、送信機の低感度モードもサポートされた。これは、Interview GOハンドヘルドアダプターを使用している場合など、送信機がス話者の口に非常に近い場合に便利な機能だ。まらアップデートでは、送信機の電源ボタンの機能を変更して、マーカーをオンボード録音にドロップしたり、送信機をミュートしたりする機能が追加されている。
リリース時期
このアップデートは、RØDEセントラルアプリとともに、RØDEのWebサイトから無料でダウンロードできる。WindowsとmacOSどちらにも対応している。 RØDEWirelessGOIIシステム自体は、現在フジヤエービックで40,800円で購入できる。