Samyang(サムヤン)は同社初のキヤノンEFマウント用オートフォーカスレンズAF 14mm f / 2.8 EFを発表した。この広角レンズは、同社のオートフォーカス技術を使用して開発されており、フルフレームとAPS-Cセンサーサイズに対応する。
SamyangはソニーEマウント対応のオートフォーカスレンズを発表しているが、EFマウントの対応に関しては未定だった。マニュアルプライムレンズでコスト効率の高さが知られ、ソニーのミラーレスカメラ対応のオートフォーカスレンズシリーズもマーケットに浸透してきた。
そして今回発表されたSamyang AF 14mm f / 2.8 EFは、同社初のキヤノン EFマウントのオートフォーカスレンズだ。Eマウントにはフランジバックが短いため、対応していない。
これはフルフレームレンズなので、キヤノン5Dなどでは14mm、APS-Cカメラでは約22mmとなる。また、防塵防滴性も確保されている。
画質に関しては、従来の同社のオートフォーカスレンズと変わりない。赤い線の入ったフォーカスリングは広い回転範囲を持っており、正確なフォーカシングができる。 同社のEマウントオートフォーカスレンズとの違いは、オートフォーカスOn/Offスイッチだ。
同社の他の広角レンズもそうだが、AF 14mm f / 2.8 EFの花形フードは取り外しできない。またフィルター用のネジ溝も切られていない
「10群15枚のレンズ、7枚の特殊光学レンズを使用しています。 2枚の非球面レンズ、4枚の高屈折レンズ、1枚の超低分散レンズを使用することで、歪みやさまざまな収差を最小限に抑え、クリアな解像度を実現します。」
このレンズは従来のマニュアルフォーカス14mmを多少再構成して作成されている。従来のワイドアングルは微妙な歪みがあったが、この新しいレンズでは解決されていることが望まれる
主な仕様
- 絞り範囲:F2.8-22
- マウント:キヤノンEF
- 構成: 10群15枚
- コーティング:UMC
- MFD:0.20m
- 倍率:x0.15
- フィルター:なし
- 絞り羽羽根:7枚
- センサーサイズ:フルフレーム/ APS-C
- 長さ:95.6mm
- 重量:485g
2018年2月発売予定で、価格は約699ユーロの予定。