サムヤンは、富士フイルムXマウントカメラ用の非常に軽量でコンパクトなオートフォーカスレンズAF 75mm F1.8 Xをリリースした。このレンズはAPS-Cセンサーをカバーし、約21.9°の視野を持ち、最短撮影距離はわずか69cmだ。
サムヤンは韓国のメーカーで、アメリカではロキノンの名で知られている。
X-H2(ニュース記事とレビュー)やX-H2S(ニュース記事とレビューとラボテスト)のようなミラーレスFUJIFILM Xマウントカメラのユーザーであれば、コンパクトなAF 75mm F1.8 Xオートフォーカスレンズは本当に興味深いかもしれない。
AF 75mm F1.8 X – 主な特徴
通常、フルサイズセンサーの75mmレンズは、どちらかというとポートレートやビューティーショットのためのレンズだ。被写体を背景から簡単に切り離すことができる。APS-Cセンサーと組み合わせると、クロップファクターにより、75mmレンズは112,5mm相当の中望遠レンズになる。
このレンズのコンパクトさ、軽さは実に印象的だ。AF 75mm F1.8 Xは、全長69.3mm、重量257gと軽量。X-H2/X-H2Sと組み合わせれば、ジンバルやドローンでの使用にも適している。
レンズ設計
AF 75mm F1.8 Xは、9群10枚のレンズ構成。2枚のHR(高屈折率)ガラスと3枚のED(超低分散)ガラスにより、画像のあらゆる領域で良好なコントラストと解像度を実現する。また、開放F1.8のレンズは被写界深度が非常に狭いため、背景をぼかした柔らかで滑らかなボケ味を表現することができる。
ラバー付マイクロパターンフォーカスリング、隠しレッドリング、マット仕上げなどSAMYANG AF第2世代のデザインを採用し、5箇所に施されたウェザーシールにより雪、塵、小雨に強い仕様となっている。
オートフォーカスとカスタムスイッチ
AF 75mm F1.8 Xは、高速で正確なオートフォーカスが被写体を正確かつ迅速に追従し、動画撮影モードでは静かにスムーズに動作する。それは、ジンバルでカメラを手持ち操作するような撮影シーンで非常に有効だ。
このレンズは、「カスタムスイッチ-モード2」に「プリセット絞り制御」機能を搭載している。このボタンで、オートフォーカスモードでの記録時に被写界深度をコントロールすることができる。カスタムスイッチ-モード1」では、マニュアルフォーカス撮影モード時の「フォーカスコントロール」機能で動作する。フォーカスリングを回転させるだけでピント合わせができる。
技術的詳細
- 絞り範囲: F1,8 – 22
- レンズの光学構造 9群10枚
- 特殊レンズ。HR 2、ED 3
- コーティング UMC
- 最短撮影距離: 69 cm / 27,2 inch
- 倍率 X 0,13
- ダイヤフラムブレード: 9
- フィルターサイズ: 62 mm
- 最大径: 70 mm
- マウント フジX
- 画角 APS-C: 21,9度
- 長さ:69,3 mm / 2,7 インチ
- 重量:259g / 9,0oz
- ウェザーシール: はい
- AF/MFモードスイッチ: はい
- AFモーター: リニアSTM
価格と発売時期
サムヤンのAF75mm F1.8 Xは間もなく発売さ れるが、今のところ価格に関する情報はない。詳細については、サムヤンのウェブサイトをご覧ください。